煩悩と惰性。

適当に日々思ったこと綴るところです。

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千の刃濤、桃花染の皇姫 体験版感想。

公式サイト。
http://august-soft.com/hatou/

AUGUSTの新作、「千の刃濤、桃花染の皇姫」の体験版をプレイしたので感想を。
なお、エロゲに手を出したのは1年ぶりくらいですので、最近の作品との比較は難しいです。ご容赦を。


・絵。

「千の刃濤、桃花染の皇姫」2016060501
「千の刃濤、桃花染の皇姫」2016060511
「千の刃濤、桃花染の皇姫」2016060603

背景については凄まじい精緻さです。過去プレイしてきた作品で最高かもしれないというレベルです。
前作の羊飼いで多用されていた影の表現に加えて、その他戦闘シーンの表現はユースティアから強化されており、演出については洗練された印象を強く受けました。

キャラクターについては装飾が多く、一見華やかな印象を受けます……が、世界観が比較的暗いために表情も暗いものが多く、少なくとも体験版の中ではキャラクターの良さは発揮されているとは感じませんでした。公式サイトのキャラクター紹介ページにあるラフ絵のほうが可愛く見えてしまうのはどうなんだろう。


・システム。

基本は大図書館と同様です。記憶が定かではないのですが、タブレット端末に対応するUIが強化されている気がします。
個人的に気になったのはスクリーンショットの保存先がデスクトップ固定であること、画面解像度の選択肢がやや少ないこと、でしょうか。


・シナリオ。

他国に侵略され植民地化した国で、支配に抵抗して独立を目指すというのが主人公たちの目的になります。しかし、主人公も皇女殿下も巫女のトップも皇帝すらも学園に通い、反体制派組織のトップがアイドル業に勤しんでいるなど、頭に疑問符が沸きまくる設定になっているのはどうにかならなかったのでしょうか。正直、ユースティアと大図書館の良いところを融合させようとして失敗しているようにしか見えないのです。
主人公の宗仁とメインヒロインの朱璃が己の存在意義や国の未来、主従関係と忠義に関する価値観について語り合い、l信頼を築いていく様子は美しくあります……が、その一方で打ち倒すべき怨敵、小此木には行動の全てを監視されており、暇つぶしに面会させられたり、そしてそのまま釈放されたり等、完全に遊ばれていて「茶番だなぁ」と感じさせられてしまうのはとても辛いところ。
宗仁と朱璃を見張っていれば武人の集団「奉刀会」の動きは丸見えのはずですし、それを鎮圧せずに放置しているという点でもやはり茶番。(というか彼らを壊滅させれば守備のために莫大な予備兵力を保持する必要もなくなりコストが安くなるのにね)

かなりネガティブなことを書きましたが、そのあたりを踏み越えていくような物語を期待したいところです。そういう萌芽を感じる部分もありますし。デモンベイン的展開もありそう
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花咲ワークスプリング! 感想&批評。

公式サイト。
http://sagaplanets.product.co.jp/works/hanasaki/

SAGA PLANETSの新作、「花咲ワークスプリング!」をプレイしましたので感想でも。

SAGA PLANETSさんの作品は「はぁ・はぁ・テレパス」以来久しぶりのプレイとなりました。
昨年11月に開催された「SAGA PLANETS FIRST SONIC ~花咲ワークフェス2014~」が大変良かったため、お布施の意味も込めて久しぶりの購入となりました。

推奨攻略順はメインヒロインの中では彩乃を後のほうに持ってくるほうが良いかなぁという程度で、基本的に好きなキャラから攻略して問題ありません。


※以下、ネタバレを含みます。


・音楽。9点。

BGMは36曲、Vocal曲は3曲。

BGMは全体的に安定しています。でしゃばりすぎるわけでなく、かといって存在感がないわけでもなく、良い按配かと。曲数も多く、隙の少ない布陣です。好きなBGMは悩むところですが「朝影」あたりでしょうか。音色が美しく、この感想を書き上げる間の数時間ずっとループしてました。どうしてもKanonを思い出すタイトルなのは気にしたら負け

付属のSPECIAL SOUND TRACKにOP曲はFULL版があるものの、EDはShortのみ、グランドED曲はタイトルすら見当たらなかったのはアレですが……商売だもんね仕方がないね。


・絵。9点。

CG94枚、SD17枚。CG内訳はメインヒロインは各17枚、柑南11枚、ののか10枚、その他5枚。HCGは40枚。
CG枚数は90枚以上ということで十分満足できるラインかと。実際、プレイ中にCGの不足を感じることはありませんでした。私服も2種類用意されておりましたし。若干差分が少ないかなーと思う場面はありましたが。

CGは陰影が少なく、明るい色調で賑やか。崩れているようなCGは見当たりませんでしたし、作品の雰囲気を引っ張っていくものとして存在感は十分。絵を目当ての購入ならば元は取れるのではないでしょうか。
また、原画は5名(うち1名はSD担当)とのことですが、キャラクターを並べている場面でも違和感を感じることはほぼなく、統一感がありました。最近は複数原画かつそれぞれの持ち味を活かすような作品が多い中、この揃え方は見事ですね。


・システム。9点。

バックログからのジャンプ、選択肢固定機能、ウインドウサイズ変更可能等々、config関連は充実おり、またUIについても画面右側に隠れているセーブアイコンから一発でセーブできるなど利便性は高いですね。
システムの話から外れますが、選択肢固定機能があるのに選択肢が全くないヒロインがいるというのはどういうことなの、と思ったり。せっかくだから差分は用意して欲しかったなぁと。

・演出。7点。

表情変化のスクリプトは控えめですが文章上必要そうなところにはしっかり配置されておりました。派手にキャラクターを動かしても目が疲れるだけですし、個人的には良いバランスだと思いました。

好みの分かれるところではありますが、すたじお緑茶やういんどみるのように、立ち絵を使って「椅子に座る」等の行動を表現できるようになるとか、オーガストのように逆光を演出するとかが目指すべき次のステップになるのかなぁと思います。


・声。9点。

ののかの声が最高すぎました。音ちんの妹キャラは最高だって10年前から言っていますが、やっぱり最高だったって今日も言えたことに感謝してます。ののかが出てくるたびに最低三回は声を再生してました。
その他、手堅い面子で固めており声優さんの演技に不満などはありませんでした。遥そらさんの声を聞くのは初めてではありませんが、最近中毒者を多く排出しているのがちょっと判った気がします。これは癖になるかも。

あと、店員さんなどのモブ女性キャラの声が全部松田理沙さんで笑ってしまったので何とかして欲しいw そもそも判別しやすい声で、モブキャラ向けの声ではないと思うんですよ。


・シナリオ。6点。

寝るのが大好きなグータラ主人公が幽霊部とかいう部に入ってボーイミーツガールする物語です。単に纏めてしまうと萌え系作品の典型ですね。同系の作品は数多くありますがそれらと比較しても、しっかりとヒロインのキャラクターを立てて、その上でしっかり魅力を描けており、この作品に求められているであろう要素にしっかり応えられているのは単純に強いです。余程高い期待を抱いていなければ「買って損した」とはならないのではないでしょうか。

シナリオは次に起こるであろう事を匂わせてから場面が動くというのが基本のスタンスで、丁寧に足を運ぼうとしている姿勢が感じられます……がしかし、それはつまり次に描写される場面展開を明確に予想させてしまうことなんですよね。やはり次に何が起こるかわからない、というワクワク感がないと物語は色褪せてしまうもので、結構なネガティブポイントだと感じました。ビジネスにおける書類とか新聞やら論文では、言いたいことを明確にするというのは必要なことなんですけどねぇ。
その他、共通ルートが薄すぎる、主人公のキャラが都合よくぶれ過ぎ、最後のルートが適当すぎるなど粗が所々にあり、シナリオは改善の余地は大きく残している印象を受けました。ただ、このあたりに手を入れてヒロインの魅力という長所に陰りを与えてしまうくらいなら今のままで良いかなとも思ってしまうジレンマが。


以下、各ルートごとの感想を簡単に。

・共通ルート

ヒロインたちとの出会い、幽霊部への入部、部員集めなど、人間関係と舞台の構築するまでが共通ルートです。
キャラクターたちは主に友人や先輩としての関係を築いており、適切な距離感のある心地よい環境を描けていたのは良いと感じました。一人最初から告白してきたヒカリがその分ヒロインしてましたし、分散が効いていたのもGJ。その分、ののかママの破壊力がとんでもないことになってましたが……。
しかし、幽霊部が安定稼動するところで共通ルートを終えてしまったために、彼らの関係性はあくまで赤の他人から友人という関係に変わった程度で終わってしまったのは残念でした。後に続く個別ルートでは幽霊部の仲間の絆を強調するようなシーンが多く用意されており、温度差を感じずにはいられなかったのは惜しい。


・祈ルート。

ちょろい祈ちゃん可愛い。しかし、敢えて空気を読まずに都合の良い正論をぶち込んでいく序盤の祈さんがいなくなってしまったのはちと残念に感じましたが、そこは変化を楽しみましょうということでしょう。こういうプライドがある人物が変わっていくのは萌えってやつですよね。
ただ、「俺と祈は、激しくセックスした。」の一文で一晩を表現するのは笑いと共に怒りが枠から止めて欲しいところ。そこが大事なんだろ!と。

話の本筋である祈の屈折した性格については、彼女自身の中での折り合いの付け方、歪み、脆さなど、しっかり描かれており良かったです……が、その解決方法が唐突な殴りあいというのはついていけませんでした。それでいいんか祈。軽く流していましたが、親との対話とかが普通なら鍵になるんじゃないかなぁと思ったりしたのは私だけか。


・彩乃ルート。

幽霊部創設の理由など舞台背景が語られるルートでした。ただ、そういった設定の重要度は低くなりがちなキャラゲーですので、彩乃の足をずいぶんと引っ張ってしまった印象。
まず、彩乃さん万能すぎて全て茶番だったというオチ、それだけ有能なのに留年を続けている理由が正直弱いと感じざるを得ない点(同じ立場の主人公だって進級はしてるし)等々、首を傾げたくなるところが多々ありました。あと、彩乃を孤独から救ったのは間違いなく飛鳥であり、主人公のあの程度の行動で恋仲になるなら、彩乃はやっぱり飛鳥が好きだったんじゃと思えちゃうあたり結構苦しく感じました。飛鳥の死による未練を抱えていたのは間違いないですが、彼女の長年の悩みは既に解決済みだったというのは、ね。

まあ、二つ目の手紙を出した犯人の正体など、読んでいて「成程」と思わせる部分もあったのは確かで、面白い話になる萌芽はあるので、次作以降にも期待ですかね。


・ヒカリルート。

ヒカリ可愛い。男が思い描く「女の子」像をそのまま形にしたようなヒカリさん可愛い。天使だった。

物語の序盤から告白してきたというのもあって、付き合いだすまでの流れはスムーズでしたし、イチャラブ比率が高めでしたし、終盤に出てきた問題についても重すぎず軽すぎずで、総じて完成度が最も高く素晴らしい出来のルートでした。これだよ、私が求めていたのはこれだよ!


・若葉ルート。

こちらは友人枠のヒロインとして、ヒカリとは真逆の立場からアプローチをしていきます。若葉が資産家の娘である立場と性格の間で悩んでいたり、主人公は恋人として友人としての両面から若葉を受けれたりなど、アレンジが効いていて面白かったです。イチャに関してもデートで飲み物を頼んだシーンとか大変おいしゅうございました。ごちそうさまでした。

シナリオの足運びについては、性交渉後に告白云々で悩んでいたり、関係確立後にお嬢様を演出し始める若葉など「山場が必要だから作りました」と言わんばかりの茶番臭が漂っていたのは残念なところ。もう徹頭徹尾平坦なシナリオでひたすらイチャイチャしてくれてもいいのよ?

あと、デート中にバイブを付けてきた若葉にはとても笑わせてもらいました。よく街中で落ちなかったなそれw


・柑南ルート。

メイドとしての立場に居場所を求める柑南と、友人として柑南と接したいお嬢様、そして主人公との恋愛と話題はそれなりにあったのですが、サブキャラである宿命か幽霊部物語に進路の話は重すぎたか、かなり不完全燃焼気味な印象でした。いきなり「お嫁さん」が希望進路というのはアレではありますが、目先メイド業を続けるのは決して悪い選択ではないですし、幽霊部の先輩やら主人公のことを思えばかなり立派だったと思うんですけどね……というのがどうしても拭えなくて。

まあ、シナリオの内容はともかく、単純にヒロインが+1であるということは悪くないよね、柑南可愛いよねおっぱいおっぱい!

でした。


・ののかルート。

最近、オタクの間では推しキャラクターのことを「俺の嫁」というより「僕のママ」と表現するのが流行ってる(?)ようですが、その流行をしっかり押さえにきたか、おかん属性持ちの妹キャラという高火力です。しかも中の人もあの方という……サガプラは我々を萌え殺したいのかありがとうございます!

ののかがいたからこそ主人公は停滞していられたのであり、ずっと彼を支えてきた彼女は他のヒロインたちでは辿り着けない境地におり、だからこそ随所に散りばめられた「愛しています」は説得力を持って、もう、どう見てもののかがメインヒロインでした本当にありがとうございました。
1年後が舞台というのも要因ではありますが、主人公が未来を見据えて愛する人のために自立を決断するところを描いているのはこのルートだけというのも大きいですね。

ののかが名前呼びと兄呼びを混在させてくるのは個人的には大変良かったのですが、実妹が好みな純血派の方々からすると義妹でしかも主人公の呼称まで変わってしまうのは辛いのかもしれないなぁと思ったり。


・飛鳥ルート。

主人公は飛鳥の死を未だ受け入れておらず、立ち止まったまま。そんな未練は精算して一歩を踏み出そうという話。

こう文面にするとラストルートに相応しい内容ではあるのですが、各ヒロインルートにて克服してるのと、そもそもそんなにお前停滞してないじゃん、結構活動的だったじゃないか、というツッコミがどうしても拭えずでした。あと過去の事実を並べているだけだとか秘密基地で都合よく火事発生しすぎだろとか。
あとまあ、プレイしてないのではっきりとしたことは言えませんが、これって四季シリーズのアレですよね?とか思ったり。うーん。主人公の未練は描く必要はあったと思うのですが、もうちょいなんとかならなかったか。


・総評。

現代の良キャラゲー。

シナリオの粗はそれなりに多く「良作」と判定するには足りていませんが、この作品に求められているものはしっかり応えており、十分に人に薦められる範疇の作品だと思います。萌え欠乏症の方には特にオススメしたいところですね。
 
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ゆきこいめると 体験版感想。

公式サイト。
http://frontwing.jp/product/yukimel/

FrontWingの新作、「ゆきこいめると」の体験版をプレイしましたので感想でも。

タイトルに「ガール」の文字はありませんが、ななかまい先生が原画をされていた「ピュアガール」&「イノセントガール」の雰囲気を色濃く引き継いだ作品のようです。


・絵。

yukikoi01.jpg
yukikoi02.jpg

上記のとおり、ななかまい先生が原画を担当されてます。相変わらずキャラクターはとても可愛いく安定感があります。あと、SD絵まで全て担当されているため雰囲気がまとまっているのも特徴です。複数原画な作品が多い中、この統一感は貴重ですね。

胸の大きさはガールシリーズと同様に全体的に大きめで、今作はメインヒロインに明確な貧乳枠がおりません。冬が舞台ということで水着を着るシーンはおそらくなさそう(?)ですが、温泉があるので全裸はあります。温泉でなくとも全裸になる人もいますけど。
記憶が定かではありませんが、画像一枚目のようなハイライトが消えたジト目はたぶん過去作にはなかった新しい要素。たぶん。


・システム。

システムは前作とほぼ同じです。Configの設定項目は豊富、skip速度はほどほど、バックログからのジャンプ機能がないのは残念。
なお、今回は試験的にタブレット環境で体験版をやってみたのですが、ひとまず操作がしにくいなどの不満点は見当たりませんでした。まあ、このあたりの論評はプレイ環境の快適さを追い求めている先達に意見を聞かないと良し悪しの判断は難しいですね。初心者目線では問題ありませんでしたよ、ということで。

演出面はまったりとした作風にあわせてか、やや控えめになったかな。熊出現時などドタバタしている場面ではしっかりそういう雰囲気が伝わってくるので、メリハリはしっかりついている印象です。


あとシステムの話から離れますが、たるひの声が小倉結衣さんということで、どこぞのおしっこしゃぶしゃぶな妹にしか聞こえないのは笑いましたw どういうことなの。生まれ変わったら耳が生えたの?


・シナリオ。

最初に衝撃的な場面を表示して後から時系列順に追っていくところや、主人公が感化されていく展開など、冒頭に書いたようにガールシリーズを髣髴とさせる構成となっております。

内容については公式のあらすじどおり、「寒いのが嫌い=冬が嫌い」な主人公がヒロインたちの所属するふゆ部によって篭絡されていくお話、ですね。温泉や寮が個室であることなどの実利、朝日に照らされた雪景色などの感情に訴えるものの二面から攻められて主人公が陥落するあたり、シナリオの説得力は十分かと感じました。
しかし話の運びが堅実である反面、記憶に残る場面がなかったようにも。いきなり変態談義が始まるピュアガール、出会ってすぐ性交渉そして暴露大会だったイノセントガールと比べるとかなりインパクト不足かなぁと。ヒロインが可愛いのは間違いないのですが、しかし全体的に「良い子」すぎたかもしれません。ここは主人公が入部して逃げられなくなってから本性を発露するのだろうと思いたいところ。冬の魅力という点では十分に種を蒔いておりますから、それを作品の魅力にどう繋げていくのかが鍵ですかね。


個人的にはイノセントガールのギャグとエロとシリアスのバランスの良さが大変気に入っているので、この作品にも期待したいところです。さてさて。

 
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春風センセーション! 感想&批評。

公式サイト。
http://windmill.suki.jp/product/harukaze/top.html

ういんどみるOasisの新作、「春風センセーション!」をプレイしましたので感想でも。

今調べて初めて気がついたのですけど、ういんどみるOasis名義の作品は全てプレイ済みです。公式通販の特典とタマちゃんの存在、あと声優さんのチョイスが過去作品を想起させますが、気にするほどの内容ではないでしょう。
なお、推奨攻略準も特になしです。気に入ったキャラから攻略するのがよろしいかと。


※以下、ネタバレを含みます。


・音楽。7点。

BGMは23曲、Vocal曲は2曲。

OP曲は新田恵海さんが担当。ED曲はいつも通りとでも言いましょうか、佐藤ひろ美社長が担当。双方とも疾走感があり、EDはOPとしても使えるんじゃないかと思えるレベル。良い曲だと思います。

BGMは正直あまり耳に残らず。これは楽曲よりもシナリオが平坦であるが故の結果のような気がします。敢えて挙げるなら「思い焦がれて」。


・絵。7点。

CG80枚、SD16枚。CG内訳はハルカ18枚、五十鈴15枚、伊織15枚、彩女16枚、ミオ6枚、小鉄4枚、麗緒奈4枚、集合絵が2枚。全体的にこ~ちゃ氏担当分が多めの配分ですね。なお半数にあたる40枚がHCGとなります。

CG枚数が80枚というのは平均的な分量ですね。しかし、カンパネラやウィッチズガーデンは単独原画で90枚くらいあったのにパワーダウンしてしまうのは残念。
しかし、ういんどみるは立ち絵を扱う演出に力を入れているため、プレイ中に不足を感じることはありませんでした。まあ、プレイ後にこうやって枚数をカウントすると日常CGがもうちょっと欲しかったかな・・・と思ってしまうのも本音ではありますね。

今作は複数原画でそれぞれが持ち味を活かすタイプです。お世辞にもこ~ちゃ氏と藤原々々氏の絵の相性が良いとは言えないですが、そこは慣れれば大丈夫かなと。両者とも大変良いキャラクターを描かれるので、各々のキャラクターについては文句なしです。
一点、胸の大きさについては公式の表記とはかけ離れた大きさなので注意。公式HPに表記されてるカップ数は、ハルカ:E、五十鈴:B、伊織:D、彩女:Cとのことですが、それぞれ実物は1~3カップは大きいと思われます。エロゲ基準でも大きめです。特に彩女さんは「わがままボディ」との自称に違わず、脱いだら凄すぎィ!

SD絵はいつも通り成瀬未亜氏。大声コンテストのときとかプリンとか、五十鈴さんが可愛すぎる。小鉄は実が絵が巧くて(ry という妄想は色々と捗りますね。


・システム。7点。

バックログからのジャンプ、選択肢間ジャンプ機能、ウインドウサイズ変更可能等々、config関連は充実しておりプレイ中に困ることはないでしょう。あとはシステムアイコンが消せると演出面のよさもあってより良くなりそうかな?

対して鑑賞面はやや改善の余地アリ。まず、CG一枚一枚を開くたびに必ずシステム音声が流れるのはちょっとうるさいです。5回に1回程度まで頻度を少なくしてやればかなり良くなりそうですが。あと、立ち絵鑑賞モードが不便です。全身の立ち絵を表示すると背景が表示されず、複数キャラクターを並べることも出来ずと遊べなさすぎます。ここはゆずや緑茶を見習ってもらいたいところ。


・演出。9点。

まず日常について。ウィッチズガーデンのE-moteと比較するとどうしても劣りますが、それでも立ち絵を使ってキャラクターの動きを演出するのは相変わらずトップクラスであり、今回は逆光や影など、大図書館よろしく光を用いた演出にも手を出しており素晴らしい出来ですね。

Hシーンは大々的に広報していたとおりにE-moteを導入しており、過去作品とは一線を隔てます。よくエロゲに搭載されてるアニメーション、その他OVA等は単調な動きの反復が殆どですが、こちらは腰の動き方を始めとし、息遣い・まばたき・表情の変化などでそれを感じさせないあたり凄まじいです。あと、前戯もアニメーションであるあたりはかなり貴重な気がしますね。
ういんどみるのエロが抜きゲーメーカーのそれに勝るエロスとなっているかは各々の判断となりますが、とりあえず一言で表現すると「まるで画面の中で生きているようだ」と感じられるだけのものがあったのではないかと思います。


・声。9点。

スタッフは私の好みを完全に把握していて殺しにきているのかと思うくらい高まる面子です。あとまあ、意図的なのでしょうが、すごくはぴねす!してますね。


・シナリオ。5点。

主人公が留学してきてヒロインたち出会い、三界祭や学園祭を通じて仲良くなっていく典型的なボーイミーツガールな物語ですね。
この作品は「どのようにして主人公とヒロインが仲良くなり恋仲になるか」という点を重要視しており、その他の描写は基本的に簡素です。例えば学園祭で仲良くデートする場面が描かれた後は数日後まで時間軸が動くのが当たり前で、場面の連続性が薄く、また魔界だの精霊界だのといった設定もあまり活かされておらず、ヒロインとの交流以外は緩急もなく非常に淡白なシナリオとなっております。作品的にはハルカからの告白、そして恋人ごっこがそれに当たるのでしょうが、それでも言いたい、

センセーションなんてなかった。

話を戻しまして。恋愛以外の要素を落とした成果とでも言いましょうか、ストレス要因は皆無ですしヒロインの可愛さがしっかり堪能できるあたり、この作品に求められる要素にしっかり応えているといえるかと思います。ただまあ、特化というか純化しすぎたんじゃないかとも思う次第。

ではヒロイン重視のキャラゲーとしてはどうなのか、となるとヒロインによる差がかなり激しい状態になっています。喜怒哀楽をしっかり表に出す五十嵐なんかはかなり魅力的でしたし、理由があるとはいえ寝てばかりだった伊織先輩は正直要らなかったんじゃ・・・と考えてしまうくらいに影が薄かったです。一番熱い感情を持っているのは伊織のはずなんですけどねぇ。それを活かしきれるシナリオではなかったのが不幸でした。真にこんちくしょーよ!と叫びたいのは彼女ではないでしょうか。

以下、個別ルートごとの感想を簡単に。


・ハルカルート。

特筆するような要素はありませんが、最も展開が自然で収まりが良いお話だったのではないでしょうか。そもそもが王子と姫という設定であり、これをしっかりキャラクターの性格に活かした結果か、やや浮世離れしているという似たもの二人ならではのテンポが心地よくありました。
告白前に主人公がヘタレ化した様式美も物語の山場として機能していましたし王道の物語であったと思います。ただまあ、どうしても退屈であったのも否めなく、いわゆるテンプレ展開の限界も感じるところも。

・五十鈴ルート。

五十鈴さんマジ可愛い。一人果敢にツッコミ役を担うあたりから可愛さがにじみ出てる。ぶっとんだ性格のキャラクターはネタになりやすいですが、やはり一定以上の常識がないと恥じらいも何もないですからね。
シナリオについては、ハルカと精霊力で対決するスポ根ものでした。とはいっても五十鈴の特訓についてはほぼ描写なしでしたし、敵はハルカということで緊迫感ゼロだったのはご愛嬌。
あと王子バレ→社交ダンスなんていう流れもありましたが、五十鈴の恥ずかしがる顔しか覚えてないです。

・伊織ルート。

弱っている精霊の木を助けるというイイ話、でしたが上で書いたとおり描写不足というか作品にあってないというか。まず伊織が寝ていた印象しかないあたりでメインヒロインとして色々駄目な感が・・・。

・彩女ルート。

彩女を雇っている主人公がM扱いされるくらいに破天荒メイドさんでしたが、付き合ってからは従順になりすぎて可愛くてもう。これがギャップ萌えというやつですか美味しいです。
シナリオについては、家柄の差が延々と話に絡んでくるあたりは正直退屈でした。他にネタがないのかもしれませんが、同じネタを引き摺るのは感心しないです。あと、なんでもメイドって付ければ許されると思ってはいけない。

・サブヒロインルート。

ミオ、小鉄、麗緒奈の3人ですが、それぞれ個別ルート序盤からの派生という扱いの様子。基本的に主人公を意識して告白して付き合ってエロいことして終了の流れです。
メインヒロインたちのルートが小単位の話の集合体のような状態であり、1単位で構成されているサブキャラルートは収まりがよく、完成度が高い傾向にあるように感じました。満足してます。


・総評。

凡作、かなぁ。

萌えを中心に据えた作品は世の中たくさんありますが、その中でこの作品を手に取るだけの魅力・・・となるとやはりE-mote搭載のHシーンであり、そしてその部分は良くできていると思うのですが、しかしプレイ時間の大半を占める日常が浅すぎて評価するにはちょっと辛いものがります。常日頃から新しいことに挑戦するべき!とは思いませんが、プレイ時間が20時間近くになる文章量でほぼ真新しさが皆無というのはいただけない。


とまあ「シナリオ上の新しさがないこと」を非難しておいてこんなことを書くのもなんですが、私個人としてういんどみるに期待するのはE-moteを筆頭とする挑戦であり、今回はHシーンのそれで十分元は取れたかなという思いはあります。おそらく日常まで全てE-moteを搭載するのはコスト的な問題が立ちはだかり難しいのでしょう。
次は演出以外でも構わないですし、また新しい何かを見せて欲しいところです。

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月に寄りそう乙女の作法2 体験版感想。

公式サイト。
http://www.project-navel.com/tsukiniyorisou_2nd/

Navelの新作、「月に寄りそう乙女の作法2」の体験版をプレイしましたので感想でも。
「月に寄りそう乙女の作法」及び「乙女理論とその周辺」はプレイ必須の内容です。そちらをプレイしていないと楽しさが半減どころか何がなんだかわからなくなってしまう可能性が高いです。


・絵。

turiotu200.jpg
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一部キャラクターが過去作そのまま登場していたり、背景がそのままだったりと、当然ながら雰囲気などは過去作と同一です。
今回の主人公、才華は女装するといってもかなり男性的な要素が強くて朝日さんのような萌えキャラっぽくはないので、女装ヒロインが好きだという人には向かないかもですね。
その他、シナリオにも関わる話となりますが、大蔵家を筆頭に物語の中核にかかわりそうな面子が鈴平氏原画で、西又葵氏が描いているキャラは軒並みネタキャラと化しているのは一体何なんだろう・・・。あと、パル子はつり乙というより俺つばの系譜っぽく感じるヒロインだと感じました。


・システム。

システムは前作とほぼ同じです。シーンスキップあり、ウインドウサイズは可変、システムアイコンは必要時以外は隠される、バックログからのジャンプ機能がないところまで引継いでいます。まあ、プレイ中に困ることはないでしょう。
一点気になったのは主人公のボイスがないのにボイスがあるように判定されて他の音声が途切れてしまうこと。まあ、主人公のボイスパッチが配布されたりするためなのでしょうが、現状では公式サイトでも主人公のCVは無しとなっているのですし、ちと配慮が欲しかったところ。

なお、体験版ではシステムボイスなどが未実装です。


・シナリオ。

つり乙と同様、主人公が女装してフィリア女学院デザイン科へ潜りこむ話・・・ではあるのですが、主人公がルナ様と朝日の子供であること、衣遠兄様が味方であることなど周囲の環境が全く異なります。

顕著に異なるのは主人公が自信満々であり、しかしその根拠が「素晴らしい両親から生まれた自分が素晴らしくないはずがない」という危ういものであり、また父親がメイド服着せられて母親に性的な意味で虐められていた場面を見てしまったというトラウマがあるなど、彼の内面だけでも相当なドラマが描けるだけのものを持ってます。そもそも、理想の女性像が父親で、見習うべき男性要素が母親にあるとかこれはもう面倒くさすぎるぞコイツ。楽しい。
ただし、自覚のある甘え上手であり、自分の目的のためには他者を利用することを厭わないその性格には嫌悪感を感じやすいことも否定できず、つり乙以上にユーザーを選びそうな面も感じました。キャラクターの背景は十分ですし欠陥があるからこそ成長を描く余地があるのは確かなんですけどね。

シナリオに関してはその他、主人公の髪と桜小路家や朔莉の初恋、アーノッツ家の台所事情など素材は十分。シリーズ3作目であっても真新しさを感じられる部分が多数あるのは素晴らしいです。
ただまあ、外部環境へ影響を与えていく過去2作と内面世界が中心になりそうな今作では、前者のほうがやはり楽しく感じやすいところがあるかなと。具体的には、物語の出発時点で主人公は恵まれていすぎで必死さが感じられない点、ヒロインが過去作品と比べて魅力が減じられているのもややネガティブ。今回、少なくとも体験版の範囲ではヒロインは主人公にとって「どうしても必要な存在」であるようには感じられないんですよね。体験版ラストでは萌芽を見せてくれましたが、主人公の変化を自然に描かないと諸々崩落しそう。

ヒロインについてはエスト、ルミネが可愛い。パル子は登場場面が少なすぎて未知数、朔莉は・・・彼女も未知数ではあるのですが、、、彼女は本当にヒロインなんだろうかと疑ってしまうレベルでぶっ飛んでます。フ○ック。



とりあえずここ最近の作品の中では最も期待できる体験版でした。楽しみです。
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恋する彼女の不器用な舞台 体験版感想。

公式サイト。
http://www.cuffs-cube.jp/products/koikano/

CUBEの新作、「恋する彼女の不器用な舞台」の体験版をプレイしましたので感想でも。CUBE作品は+H以外は全てプレイ済です。


・絵。

bukiyou03.jpg
bukiyou04.jpg

カントク氏が原画ということで、これはもう買わざるを得ないだろうと。

your diaryと比較しますと、エロ方面がパワーアップした印象を受けます。その他はほぼ変わりなしでしょうか。スカートを筆頭に随所にチェック柄が入っているあたりが相変わらず特徴的で良いですね!


・システム。

skip速度はそれなりに速く選択肢間のジャンプ機能あり、バックログからのジャンプ機能もあり、連続的ではないにせよ画面サイズの変更が可能と、かなり充実しております。システム音声のキャラクターを固定できないというかなり微妙なところに穴があったりしますが、まあ困ることは少ないでしょう。

萌えゲー(?)にも関わらず絶頂カウンターが実装されているのは「倉野くんちのふたご事情」の賜物であり、今作もかなりエロスに力を割いてくるという認識でいいかなと思います。


・シナリオ。

センターヒロインである真優さんが主人公にべったりで依存しまくりです。この状態のまま他ヒロインのルートに入ったら彼女は犯罪行為にはしりそうで怖い、といえてしまうレベルです。主人公も彼女の依存を何とかしなければならないという結論に達しておりますし、そこをクリアするのが共通ルートに課せられた課題であり、その過程で仲良くなったヒロインのルートに入っていくという流れになるのでしょう。

対して、目先の場面展開は少々退屈気味。先の展開が読めてしまうという状況自体が退屈の原因となりえますが、それを差し引いても感情の起伏が少なく、ヒロインたちがじゃれあっているシーンが延々と続くだけです。ヒロインの好感度はカンスト気味、主人公は鈍感スキル持ちというテンプレ構成で、ただひたすら真優の好意と嫉妬が目立つだけというのはどうなのかなぁと思ってしまうところ。物語としては「起」の部分しか描かれていないので平坦であるのは仕方ないにせよ、いや、ヒロインの可愛らしささえ堪能できれば問題ない!という視点で見ればこれでよいのでしょうかね。
演劇関連はスパイスとしては十分以上の働きですし、最終的には読みやすいシナリオ、という評価に落ち着くのではないでしょうか。

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運命線上のφ 感想&批評。

公式サイト。
http://www.lumpofsugar.co.jp/product/unmei/index.html


Lump of Sugarの新作、「運命線上のφ」をプレイしましたので感想でも。

推奨攻略順は最初に探偵編、最後に剣豪偏を持ってくるのが一番流れが自然になるかと思います。
ルート分岐は一人では中々気がつけないようになってますので、困ったら攻略サイトなどを参考にすると良いでしょう。私も行き詰った時にお世話になりました。


※以下、ネタバレを含みます。


・音楽。7点。

BGMは30曲、Vocal曲は2曲。
今作のVocal曲はave;newが担当ですね。佐倉沙織さんの声は相変わらず宇宙で、高音域の曲で耳に刺さります。おうおう。
BGMはおなじみ大川茂伸氏が担当。タユタマの「Across The Date Line」に惚れてから大川氏が作るBGMはいつも期待しているのですが、今回はあんまり高まれるのはなかったかなぁという印象。


・絵。7点。

CG91枚、SD8枚。その他アイテムCGが23枚。
CG枚数はやや多めですが、しかしフルプライス以上のお値段であることを加味すると平均的な量という評価ですかね。
原画さん3人体勢、個性が強い方々を揃えていますのでそれなりの割り切りは必要ですが、各々絵が崩れているようなところは見当たりませんでしたし、慣れてしまえば気にならなくなるでしょう。

立ち絵については服装が3種類用意されているのですが、登場頻度が普段着95%、水着3%、寝巻き2%くらいの凄まじく極端な構成で、これはどうにかならなかったのかと。それなりに長いシナリオなのに常時同じ服は流石に飽きます。
凪咲なんてCG含めて上記3種だけで本当に私服を一切着なかったですからね・・・出番が少ない結子でも4種類あるのに何かがおかしい。


あと、髪を解いた果凜がヘプタの学院長さまにしか見えないのは私だけ?


・システム。9点。

システムは前作「世界と世界の真ん中で」と同じエンジンを使っている様子。16:9と4:3の解像度が選択可能で、後者を選ぶと常にメッセージウインドウが消えた状態の画面で楽しめるので便利です。フルスクリーンとどちらを選ぶか悩むところです。その他skip速度はそれなり、シーン時にはテキストウインドウが切り替わる、バックログからのジャンプ機能あり等、不満を感じることはほぼ無いでしょう。

新規要素として、フローチャートとおさわりモードが追加されています。前者はチャート上からジャンプが行うことが出来、大変便利です。後者はタッチした場所によって多少なり反応は変わるのですが、それ以上のものはない(?)みたいで、どうしたらいいのかわかりませんでした。もっと上級者になれば楽しめるようになれるのでしょうか・・・?


・演出。7点。

スクリプトはあまり組まれておらず立ち絵の動きは控えめですが、抜刀アクションは面白いですね。選択肢によってはヒロインが必殺技を叫びながら加勢しに来てくれるのは良いです。


・声。9点。

ラビエルが人間キャラになって喋ってるー!というのが最大の驚きでしょうか。そういやあのぞうきんさん、今回は巨大ロボットになっただけで登場せずですかね?
その他、はじめて見る方ばかりでしたが、演技に問題がある部分などは見受けられず安定しておりました。


・シナリオ。5点。

剣豪偏、探偵編、旅情偏、執事偏の4部構成となっており、登場人物や設定は被るものの、基本的に内容はリンクしません。共通ルートをもたない構成のメリットとして、個別ルートに入って唐突にヒロインと主人公の仲が良くなるといった違和感を感じずに済むというのが挙げられ、他作品との差別化という点では十分。まあ、出会いから仲良くなるまでの過程を複数回見なければならないというそれそのものが面倒くさく感じてしまうという難点もあり、かなり人を選ぶ内容であるのもまた確かかと。全ルートやるとかなり長いです。
恋愛要素については上記のような効果が齎されている一方、物語としては4分割した意味というのは殆どなく、それぞれそのルートのメインヒロインと恋に落ちやすい設定を仕込まれた主人公が存在しているという程度でしかありません。せっかくなのだから各ルートでヒロインの立場を変更したり、世界線を束ねるトゥルーを用意してもらいたかったところでしょうか。

シナリオの内容については主人公が信天島に辿り着き、日常生活を送り、問題を解決してヒロインと恋仲になり、イチャラブして終わりという流れです。ルートにより燃えや泣きの場面も投入され、またサブルートがギャグ一辺倒でキャラクターの頭がおかしくなるため、それなりに変化に富みます・・・が、やはり4ルートで同じような展開であること(特にシリアス部分に関してはリーニャ以外が言霊絡みであり、しかも争点までほぼ一緒で解決法が想定されやすい)、細かい差はあれどキャラクターの立場に変化がないというのは、その千変万化な内容に反して退屈を感じてしまいました。ヒロインを同列に扱いたかったのかもしれませんが、やはり分割された物語は並列ではなく直列に並べて欲しかったところです。凪咲ルートと紫乃ルートでは多少なりそういう関係が見られたのに・・・惜しい。

萌えについては、最後に山場を持ってくる作品が多い中、山を中盤に持ってきて後は甘々の生活をお楽しみくださいというのはLumpらしい配慮の仕方でした。まあ、甘々といってもエロ生活の隙間に日常が配置されるような感じなので、少し物足らないかなぁと思うところもあり少し残念。後半がもうちょっとボリュームがあると良かったですかね。
なお、エロについては全ヒロインおもらし完備、2人は飲尿まで用意されているなど尿ゲーとして有用です。その他、果凛はまだきてなかったり、抜刀でおへそフェチに目覚めるなど変態要素にはかなり力が入っていました。変態。


・総評。

凡作・・・ですかね。

ほぼ固定されてしまってる服装やルート間の関係性の不透明さ、余韻の少ないシナリオなど素材は悪くないのに調理法がイマイチだったように感じます。何より、色々なものを放り込んで混沌とさせた割には薄味に仕上がっており、おさわりモード&抜刀アクションは見栄えがするものの作品の「ウリ」とまで言えるレベルではなく、看板不在な印象が拭えないのが厳しいかな、と。

私個人としてはそれなりに楽しめた部分があるものの、人様には薦めにくいというのが正直なところです。というかどういう人向けなんだろうこれ。
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キミのとなりで恋してる! 体験版感想。

公式サイト。
http://www.h-comb.biz/new_title/13/index.html

ALcotハニカムの新作、「キミのとなりで恋してる!」の体験版をプレイしましたので感想でも。


・絵。

tonakoi01.jpg
tonakoi02.jpg

原画はもとみやみつき氏。またハニカムは良いところを引っ張ってきましたねぇ。HOOKのPriministAr以来かな?
絵買いするに十分なクオリティであり、みんな可愛いですね。あおなまさお氏のSD絵も安定しており、不満はほぼありません。
一点、不安を感じるのは立ち絵のあるキャラクターが少ないこと。最後までこの人数だと少し寂しいような気が。フルプライス作品ではないので仕方ないのかな。


・システム。

いつものALcotのシステムを踏襲、というかそのまんま使っておりますね。長らく使いこまれているシステムだけあって使いやすいです。優秀。反面、SE音とかもずっと同じであるためいい加減、そのあたりは変えてくれないかなぁと思うところではありますが。
あと、音量設定時のボイスで遊びまくっているなど細かいところで笑わせくれるのは良いですね。


・シナリオ。

祖母に「一週間以内に恋人を連れてきなさい、さもなければお見合いだ」と言われた主人公が東奔西走するお話ですね。
体験版の範囲では陸上部としての生活をベースに、

・祖母に上記のことをいわれる
・嫁探し
・幼なじみのなぎさと仲直り
・なぎさが恋人立候補
・お見合い相手の涼香襲来
・妹がピンチになって主人公本気出す
・幼なじみの存在に焦る涼香が主人公にキスをする

くらいですかね。
話の皮切りが1週間以内に嫁を、ということもあり話の展開はかなりハイペースです。ダレることなくテンポよく話が進むのは大きな利点である一方、あらゆる話を軽く流してしまい盛り上がりが欠けるのはネガティブです。数年ぶりに和解したなぎさとか、妹がピンチである場面の切迫感とか、もっと文章量が欲しかったところかなと。
このリスクを抑えて全体的に軽く仕上げるあたりは、ライターさんの技量というよりALcotブランドのカラーですね。本家のClover Day'sはメリハリをつけてきたのにこちらはそうしないあたり、シリアスには期待せず、萌えゲーとして軽くお楽しみくださいということなんでしょう。

ヒロインについては可愛らしさ十分。兄の乳首を触ることが趣味だという、かなり存在感ある妹相手にも埋もれない魅力をもっている時点で、というかそういうインパクトあるサブキャラクターを置いてしかし埋もれさせないという手法は巧いと思います。一方、スポーツと色恋沙汰の要素が混同しちゃってる涼香は処理方法を間違えると地雷になりそうでること、主人公は才能あれど主張せずということで好みがわかれるところですかね。




余力があれば手を出したいところではありますが、11月末は激戦区であるため後回しになってしまうそうかな。絵が良いのでどこかのタイミングで回収したいところではありますが・・・。
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適当にまとめて投下。

エロゲ体験版をいくつかやったのですが、個別に感想を書くのも面倒だなぁということで簡単にまとめてみた。


・春風センセーション!E-mote体験版

http://windmill.suki.jp/product/harukaze/top.html

エロシーン体験版です。
E-mote技術がふんだんに使われており、ヒロインが自然に反応していたり、呼吸を感じられたりと、かなりの上出来です。エロシーンにアニメを導入する作品はそれなりにありますが、それらは射精時以外は殆ど反復運動だけですしすごいものだなと。これを作るのにどれだけ苦労したんだろうか。
ただ、身体が滑らかに動くようになった反動か髪の毛がゴムで出来ているように見えてしまう点がちょっと残念かな。このあたりはまた技術の進歩に期待したいところ。あと、E-moteというより作画の問題なのですが、ガムテープの芯くらいに太い男性器が出てきたのはワロタw ふえぇ、そんな太いの入れたら壊れちゃうよぅ・・・。

こういう技術進歩は評価したい。のですが、まあ、ういんどみるがエロという舞台で戦えるかというとどうでしょうね・・・はぴねす!以後は間違いなく、可愛い・萌えのブランドだと思うのですが。


・箱庭ロジック

http://www.cabbit.jp/logic/index.html

主人公とヒロインたちが協力して失踪事件、そして舞台(箱庭)の謎を解き明かしていくシナリオ、なんでしょうかね。探偵・推理モノとして楽しめるようになりそうな伏線をばら撒いているのですが、しかし体験版部分では伏線を「淡々と置いているだけ」であり、面白い!と思えるようにはならず。コメディ部分のノリの悪さが壊滅的ですし、痕跡を調べているだけでは緊迫感もなにも感じませんし。いや、それこそ探偵モノとして正しい地道な調査といえばそうなんですけれど。
そんな中、SM妄想で一人でお祭り状態になってる瑚子さんは輝いているというか浮いているというか。彼女には頑張ってもらいたい。

それにしても、フローチャート、イベントを進めるためにキーを解除しなければならないとか「運命線上のφ」とシステムが被っていてなんとも珍しい。


・どうして、そんなに黒い髪が好きなの?

http://xn--bckg7a2byiudrd2e.jp/top.html

タイトルを見て、勢いに身を任せるタイプの馬鹿ゲーかと思いきや、意外としっかり萌えゲーしていて驚きました。というか、BGMとシナリオのテンションに差がありすぎて読んでいてすっごく楽しいんですがこれ。主人公も黒髪好きのド変態としてキャラが立ってますし、ストレスなく楽しめる作品になりそうです。


とりあえず10月は「月に寄りそう乙女の作法2」が12月にとびましたし、これは選択候補に挙げてもいいかもしれない。
しかし購入特典がしょっぱいので中古狙いがいいか、でも、あまり数が出回りそうにないですし早めに新品で確保してしまうか。どうしましょうかね。
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デーモンバスターズ ~えっちなえっちなデーモン退治~ 体験版感想。

公式サイト。
http://www.moon-stone.jp/product/ms19/

10/31に発売予定のMOONSTONE Cherryの新作「デーモンバスターズ ~えっちなえっちなデーモン退治~」の体験版をプレイしましたので感想でも。

MOONSTONE Cherryの過去作品は「妹ぱらだいす!」 及び「妹ぱらだいす! 2」をプレイ済みです。(全ルートはやってないですが・・・)


・絵。

db01.jpg
db02.jpg

伊東ライフ氏の原画ですねヒャッホウ!

・・・というだけで終わるのもなんなので適当に。過去作品でもそれなりにヒロインのおっぱいが大きいメーカーさんでしたが、今回はかなり増量してきた印象を受けます。私的にはちょっと大きすぎるかなと思うところ。小さい胸が好きというわけでもないのですが、4人中3人が巨乳クラスですからね。これも世の流れか。
デーモンバスターズの制服は作中でも露出狂?と疑われているレベルで、「脱がせる」という領域が殆どなく、個人的には物足らなさを感じてしまうのが正直なところです。いや、裸を拝めるのもいいものだと思うんですけどね。


・システム。

db03.jpg

configは一通り揃っており、不満などはありません。射精までのカウンター表示、選択肢固定など、Hシーンを快適にする拘りがあって良いですね。
skipはそれなりの速度があり使いやすいです。ただしバックログはかなり見難いのは改良してもらいたいところ。・・・まあ、バックログを使うほどのシナリオかと問われると(ry


・シナリオ。

プロローグ部分については、必要最低限のヒロインとの出会いや関係性を提示して、デーモンバスターとはなんたるやというのを説明して終えます。愛さんが下ネタとばしまくりで存在感がありますが、その他は特筆するようなことはなく。作品の雰囲気を知るということを主目的にするならプロローグをプレイする必要がありますが、公式サイトのキャラクター紹介欄を読んだほうが的確に情報を取得できるでしょう。

エロシーンについては、相変わらず「抜かせよう!」という製作者側の熱い想いを受け取れる内容となっております。1シーンで2連射は当たり前、隠語アリ、アニメも用意されており、と相変わらず至れり尽くせりです。そこにあざとさを感じてしまうと負けですし、頭を空っぽにして楽しむべきですね。
とりあえず、この主目的については十分にその存在意義を全うしてくれそうです。期待。
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