煩悩と惰性。

適当に日々思ったこと綴るところです。

ウィッチズガーデン 体験版感想。

公式HP。
http://windmill.suki.jp/product/witch/top.html

今月末発売予定のウィッチズガーデンの体験版をプレイしたので、感想でも。
ういんどみるの作品は「祝福のカンパネラ」以来となります。ずいぶん前の話にはなりますが「くれいどるそんぐ」「はぴねす!」「『ツナガルバングル」あたりの作品もプレイ済みです。

・絵。

wg01.jpg
wg03.jpg
wg02.jpg

メイン原画はこ~ちゃ氏、SD原画は成瀬未亜氏が担当。
こ~ちゃ氏の絵については、カンパネラの頃からあまり変わっておらず、相変わらずキャラクターは可愛いです。あやりの魔女衣装の帽子は小雪さんやカリーナさんを彷彿とさせるデザインですが、こだわりとかあるんですかねぇ?
成瀬未亜氏は最近名前を聞かなくなったなと思ったら、いつのまにか絵師を本業にしていてワロタww そういやツナバンなどでもSD絵は描いていましたっけ。あの声が聴けなくなるのは残念至極ではありますが・・・話がそれましたが、こちらも可愛らしく描かれており期待できますね。問題はどのくらいの量が準備されているかです。


・システム。



さてさて期待の新システム「E-mote」ですが、すごいです。素敵です。素晴らしいです。新しい時代の幕開けを見ました。最上級の賛辞を送りたい。
とりあえず、上の動画を参照です。10年後のエロゲはこれが基礎システムとならんことを祈りたい。

wg04.jpg

このE-moteシステムですが、キャラが動きすぎると読みにくいという方は諸々のモーション設定をOFFにすれば、いわゆる普通のAVGと同じ動きになります。おっぱいの揺れ方についてのパラメータが早速実装されているあたりは流石すぎますw たゆんたゆんにすると人間の脂肪では不可能であろう柔軟な動きをしますが、それがいいのですよ、ええ。

ちなみに、他のconfig設定項目については必要なものは揃っており、ストレスなくプレイすることが出来るでしょう。


・シナリオ。

ボーイズミーツガールの典型的な萌え系のシナリオです。キャラクターの言動についてはストレスを感じさせないように、ヒロインはただひたすら可愛らしく、新しい出会いを経験しながらゆったりまったりと学園生活に溶け込んでいく、そんな本当にありふれたストーリーです。悪く表現するなら平凡で刺激の少なく牽引力に欠けるお話ですが、あくまで新システムを楽しむための試金石としてなら決して悪くはないのかなぁと。個人的には比較的丁寧に話が展開されるあたりに好感が持てますね。
全体的に設定のつくりについては甘い(明確な齟齬はないものの疑問に感じるところはちらほらと)ので、文章上における世界観を重視する人にはちと辛いかもしれません。逆に、そのあたりを「萌えゲーだから」で割り切れる人には魔法関連のスパイスもありますし、楽しめる作品になりそうです。



最近の他作品との比較でいいますと、8月末発売の妹形や10月末の花色七方星あたりの強引な展開&設定ぶん投げより遥かに良く、3月に発売した吸血鬼騒動と同じくらいには期待できる・・・といったところでしょうかねぇ。
E-moteのためにも、個別で評価が総崩れなんていう憂き目に会わないことを願いたいところです。
別窓 | ゲーム感想。 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨

倉野くんちのふたご事情 体験版感想。

公式HP。
http://www.cuffs-cube.jp/products/3rd-project/

今月末に発売予定の「倉野くんちのふたご事情」の体験版をプレイしたので感想でも。ちなみにCUBEは「夏ノ雨」「your diary」共にプレイ済みです。


・絵。

hutago04.jpg
hutago01.jpg

前作「your diary」と比べると少しだけ色のメリハリがついた気がします。それでもまだ他のソフトハウスさんと比べると淡い色合いですが。個人的にはカントク氏がいないのは残念なポイントだったりしますが、兼清みわ氏の絵も好きです。単一絵師のために統一感があるのはいいところ。


・システム。

configは必要なものは揃っており、使い勝手も悪くありません。Skipの速度はほどほどといったところ。
今作の一風変わったシステムとして、絶頂カウンターなんてものがあります。どうやら、そうなるタイミングを事前に知らせてくれるシステムみたいです。抜きゲーとして作られているっぽいのがこのあたりから感じ取れますね。その他、中か外かの選択肢固定など、やはりシーンに特化した設定がされている様子。
あと、変わったものとして「イベントCGのカメラワーク」の有効無効を選べるみたいですが、これを無効にすることってあるのかしら・・・。

・シナリオ。

好感度MAXどころではない、好感度フルスロットル状態からスタートします。飢えた肉食動物が如く、躊躇いなく主人公へヒロイン総員で突撃していくその勇姿は圧巻です。いやはや「最近の萌えゲーは最初から人間関係が完成しすぎていて面白くない」なんて頻繁に書いている私ですが、ここまではっきりと切り捨てられると清々しいです。案の定、展開がワンパターンである・・・以上にヒロインたちの行動が単調すぎて辛いです。いやまあ、可愛いんだけどね?体験版の時点で飽きてくるとか結構致命的なんじゃなかろうかと思う次第。
全く異なる作品ですが、「沙耶の唄」にて沙耶に惹かれていく主人公の心理みたいなものをヒロインたちから感じます。きっとナノマシン治療かなんかで大脳壊れてるんだ。しかもヒロインは全員主人公の姉や妹で、同じ学園に通っているのだから24時間365日の包囲網を敷いているんですよね・・・怖ぇ。

とまあ、ただひたすらに萌え特化の作品であり、その上エロスを存分に充実させているっぽい(?)ので、需要はかなりありそうな作品です。私が知らないだけかもしれませんが、萌えとエロを半々程度に織り交ぜている作品は2008年発売の「プリマ☆ステラ」くらいしか思い浮かばず、コンセプトとしてはいいところを突いている作品といえるのではないでしょうか。


とまあ、コンセプトは悪くないのですが・・・。

hutago03.jpg

開始早々、主人公たちの両親が離婚するとか騒ぎ始めます。シリアスになりそうなネタは駄目とは言いませんが、未就労の子ども6人抱えながら離婚とか笑って済ませられる範疇を逸脱していますし、そのまま仕事を投げ捨てて旅に出る両親や、責任者不在のまま飲食店を開き始める主人公たちなど、設定と展開については疑問まみれと言わざるを得ません。このあたりをどれだけ笑って見ぬふりできるかが勝負どころです。
別窓 | ゲーム感想。 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨

AKG Q701 感想。

先週、ヘッドホンを買いました。AKGのQ701、緑色のやつです。エージングというか、とりあえず一通り音楽を聴いてみたので感想を書きます。


DSC_0003_20121122225327.jpg
DSC_0008_20121122225326.jpg

・まず見た目。とっても派手です。蛍光色ですからねぇ。外でコレを使っている人とすれ違ったら確実に振り向いてしまうレベルの派手さです。まあ、携帯性皆無(大きい、しかも折り畳めない)+遮音性皆無という特性によって、外で使う機会はほぼゼロに等しいのですけれども。
デザインについては個人的には文句なし。緑と黒のコントラストが美しいです。扱いにくそうな蛍光色をよくもまあ、ここまで綺麗に使ったものだなぁと。材質については樹脂製がほとんどで金属部分は殆ど無いですので、メタリックなモノが好きな人には向かないです。


DSC_0005_20121122225327.jpg

・ちなみにケーブル類。こちらも見事な蛍光色・・・ですが、色が云々以前にコード長が5mくらい(?)と長すぎて困る。アメリカの大きな家ではそれがベストな長さなのかもしれませんが、日本の、一人暮らしの家ではとても扱いにくいです。

・上でも少し触れた遮音性についてですが、パソコン前に音楽流したまま放置すると、トイレでも音楽が聴こえてきます。もうヘッドホンと言うよりスピーカーです。オープンエアーですからねぇ・・・まあ、音に広がりを感じられるという利点の方が遥かに大きいので文句なしです。外で音楽聴きたいならカナルのイヤホン付けましょう。


・さて肝心の音についてですが、高音は派手に、中音はクリアに、低音は控えめなものの十分な音を出してくれます。基本的にはほとんどの楽曲に対して心地よい音を提供してくれるだけのポテンシャルがあるといって良いと思います。特に中高音域の質は素晴らしいため、ヴォーカル入りの曲全般に対して強いですね。
解像度がかなり高いので、細かい音まで認識できるのもとても良いです。全体的にパワフルさよりも繊細さを感じる音といった感じですかね。

とまあ、ひたすら褒めちぎりましたが、長所の裏返しがそのまま短所となります。まず、低音の強さを楽しむような楽曲では迫力不足に悩まされるでしょう。高音がそもそも強い音楽では音が耳に刺さるようになり、辛いことになります。特にエージング前の刺さりかたは強烈。
また、ビットレートが低い曲は解像度の高さが仇となり、雑音っぽいのが混じり音楽を楽しません。当たり前と言えば当たり前ですが、質の良いデータを用意することは必須といえます。

あと一点注意するべき点として、このヘッドホンを鳴らすには相応のパワーが必要であるため音量増幅装置(ヘッドホンアンプなど)があったほうが無いいかもです。なくてもパソコンならば相応に音が出るので必須では無いのですけどね。


総評としては、非常に良いと言えると思います。
性能や汎用性については申し分なし、用途さえ誤らなければ費用対効果は抜群です。上記に上げた「携帯性」「遮音性」「低音の迫力」などを求める人には不向きですが、当てはまらない人はヘッドホン購入時の選択肢として十分考慮に値する商品かと。
別窓 | 書籍など諸々の感想など。 | コメント:4 | トラックバック:0 | ∧top | under∨

SDCZ80-032G-X46 感想。

DSC_0001_20121119221747.jpg

我が家のパソコン周辺機器に新しい顔ぶれを追加しました。USB3.0のUSBメモリさんです。容量は32GBなり。お値段は約3,300円と同容量の最安値製品と比べると二倍程度の価格ですが、その分高性能らしい。
デザインはメカニカルで存在感のある、とっても自分好みな感じです。

20121119crystalldiskmark.jpg

性能はご覧のとおり。シーケンシャルのreadが200MB/s以上、write120MB/s程度はとても優秀な数値です。ランダムも早い。

シーケンシャルだなんて言われてもわからない方向けに言うと、400MBの動画ファイルを6秒程度(実測値)で送れる速度ってことですね。USB2.0の最安クラスだと、転送にこの10倍近いの時間がかかると言えば優秀さがわかってもらえるんじゃないかなぁ、と。
2012年11月の現時点において一本USBを買っておきたいというニーズがあるなら、この一本で決まりだと思います。もちろん、USB3.0環境がないだとか、セキュリティを重視したいとなると他になりそうですけれども。
別窓 | 書籍など諸々の感想など。 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨

WD30EZRX-1TBP 感想。

DSC_0006_20121118212135.jpg

3TBのHDDを購入しました。大容量化が激しいHDDですが、しかし大きくなったものですねぇ。12年前は4GBにwindows2000を入れて、残りをがんばってやりくりしていたというのに。
既に稼動させておりますが、ファンを6つつけたゲーミング用ケースに入れているので静音性については良くわからずです。少なくともケースファンよりは静かな様子。しかしまあ、ガリガリといった書き込む音も聞こえないし、特段問題はなさそうです。


20121117crystalldiskmark.jpg

続いてスペック。シーケンシャルで150MB/sというのは立派、というか無茶苦茶早いですね。「早いけど高いSSD、大容量だけど遅いHDD」というのが世間の常識ですが、最近のHDDは十分に早いみたいです。ランダムについてはSSDとの差がはっきりと出ますけど、キャッシュ64MBの恩恵か、今までのHDDと比べると格段に早いですし、SSDとはコストパフォーマンスが20倍程度は違うことも考えると、十分良い商品であると思います。
あとは末永く働き続けてくれることを祈るのみのですね。
別窓 | 書籍など諸々の感想など。 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨

新作simcity クルー?

エレクトロニック・アーツ,日本語版「シムシティ」を,2013年3月7日に発売。初回特典の内容も明らかに
http://www.4gamer.net/games/149/G014962/20121116042/


 *     +    巛 ヽ
            〒 !   
      +    。  |  |
   *     +   / /    イヤッッホォォォオオォオウ!
       ∧_∧ / /
      (´∀` / / 
      ,-     f
      / ュヘ    |
     〈_} )   |   
        /    !
       ./  ,ヘ  |
 ガタン ||| j  / |  | |||
――――――――――――



来年の3月まではどうしても生きなければならない理由ができました。
これは全力で期待せざるを得ないwwwww
別窓 | 時事。 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨

くるまたち。

一昨日の日曜日は友人と一緒に車を見てきました。
まずはお台場にあるトヨタ車のショールーム、MEGA WEBへ。


DSC_0016.jpg
DSC_0014.jpg

まずは、というかいきなりレクサスへ。
最近のレクサスのフェイスは共通して、> < なんですね。
どちらかというと個性の薄いブランドという印象でしたが、最近は癖が強くなってきている様子。


DSC_0006_20121113214652.jpg

ISオープンの内装。
GSクラス以上になるとラグジュアリーさが出ますが、ISはとっても普通な感じ。このあたりは人を選ばない万人受けしやすいレクサスのイメージを受け継いでいる気がします。


DSC_0026.jpg
DSC_0020.jpg

続いて、マークX。上が普通のもの、下が特別仕様車。
特別車はフロントのXがないため、パッと見てマークXだとわからねぇ・・・。フロントデザインは先代(平成22年頃)のもののほうが好みかな。あくまでスペックを眺めただけですが、日本国内で走らせるだけなら十分なエンジン積んでますし、このクラスあたりのセダンはすごく欲しい。職場が東京にある限りは買えそうにないですけれども。


DSC_0023.jpg

クラウンアスリート。こんな新車でなくていいから、ゼロクラウン以降の中古車でいいから欲しい。
しかし、多分に先入観の入っていることを承知の上で言いますと、トヨタはスポーティな内装を作るのが苦手な気がします。どことなくラグジュアリーさが入り、引き締まった雰囲気が出てない印象を受けました。木目調を捨てて、総てカーボンにするくらいの思い切りのよさがあっても・・・そこまでやっちゃうとトヨタ車の良さがなるのかな。


DSC_0018.jpg

プリウス特別仕様車。
ネタとしては良い出来だと思うけど・・・似合わねぇ。「プリウス+非日常性=違和感」ですよ。もっと普通に、街中を走っているからこそ、プリウスは良い車だと思うんだ。

その他、内部広すぎすげぇなアルファード、厨二病の気配漂う「強い高級車」たるヴェルファイア、無個性を極めたカローラなどを見ました。いや、本当にカローラって個性を感じないよね。あれはあれで一種の境地に辿りついてます。
トヨタが力を入れているハイブリッドですが、ショールームで見ても違いがわからないんだよね・・・試乗すればかなり面白そうですけれども。そんな試乗についてですが、4時間待ちとかでしたので断念。試乗車一覧の中にセンチュリーとかありましたが、あれに乗れるのはすごく希少な気がする。



続いて、横浜の日産グローバル本社ギャラリーへ。


DSC_0051.jpg
DSC_0060.jpg

GT-R!GT-R!
自分、スポーツカーは大好きな人間ですので。タコメーターが中心に来ているのを見るだけで興奮できるタイプの人種ですので!・・・いやまあ、見るのが好きなだけで恐ろしくて試運転すら出来そうにないですけれど。肝の大きさ的な意味で。


DSC_0084.jpg
DSC_0071.jpg

上がスカイライン。下がフーガ。
マークXと比較しますと、やはりトヨタ車は豪華の、日産車は機械的な印象が強いですね。


DSC_0079.jpg
DSC_0080.jpg

インフィニティのFX。日本では販売されていないそうですが、このボリューム感は確かに日本よりも北米や中国のほうが向いていそうですね。
カイエンを端にしている、オフロードの走破性よりも高級感を優先したSUVラインナップの一台だそうです。中に座ってみましたが、SUVは視点が高すぎて落ち着かないのは私だけだろうか・・・。


DSC_0011.jpg
DSC_0068.jpg

せっかくなので二社の内装の比較でも。
上の画像はレクサスLS、下の画像はFUGAの画像となります。お値段だけで見るとLSは1600万、FUGAは500万程度と3倍以上の開きがありますが、パッと見たときにFUGAさんの方に高級感があるように感じてしまうのですが・・・うーん。特に木目は後者のほうが美しいと思う。
機能的には液晶画面の広いLSが勝るのでしょう。ちなみに当たり間ではありますが、車内はLSのほうが圧倒的に広いです。

DSC_0097.jpg

そんなこんなで日産のショールームを後にして、

DSC_0101.jpg

何故かベンツが百貨店に飾ってあったので見学して、
(ちなみにベンツは金がかかってるのが明らかにわかる内装でした)

DSC_0103_20121113230252.jpg

お肉食べて、

DSC_0105.jpg

赤レンガの倉庫を見て、

DSC_0110.jpg

友人の運転で湾岸道路を通って帰宅。


いやはや、車は素晴らしいです。あれほど所有欲を満たしてくれるモノはあまりないと思う。
関東から離れれば車を買うんでしょうけれど・・・税金とかの維持費が高すぎますし、世知辛い世の中です。
別窓 | 放浪。 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨

月に寄りそう乙女の作法 感想&批評。

公式HP。
http://www.project-navel.com/tsukiniyorisou/

月に寄りそう乙女の作法の攻略を終えましたので感想でも。
Basilの「それは舞い散る桜のように」はプレイしてますが、Navelの作品は初プレイとなります。


※以下、多少のネタバレを含みます。


・音楽。9点。
BGMが30曲、Vocal曲が3曲。
全体的に癖の強い楽曲が多く、他作品と比べるとBGMは主張強めかな。しかし場の雰囲気を壊すことは一切なく、この作品を影ながら支えていた印象。Vocal曲も良い出来で、文句をつける部分はありません。総じて、最近の作品の中ではかなり優秀なのではないでしょうか。


・絵。8点。
CGは101枚(ルナ24枚、湊22枚、ユルシュール22枚、瑞穂21枚、その他12枚) 三桁ということで、不足なしの分量。絵師は西又葵氏と鈴平ひろ氏と鉄板のお二人で、各々の個性を十分に発揮しています。もちろん、その個性がぶつかり合っている様に見えるところもあるにはありますが、個人的には許容範囲ですかね。一部、他の絵師さんが描いているキャラクターもおりますが大勢に影響はありません。
キャラクターの設定にも因るところがあるので一概には言えませんが、ヒロインが着飾ったときの「華やかさ」という点では鈴平氏のほうが一枚上手なのかなぁと思ったり思わなかったり。


・システム。6点。
config等の足回りは総じて優秀。シーンスキップはとても便利で、後から見返すのに重宝しております。
対して演出面はあまり力を入れていない様子。もうちょっと立ち絵が動いてもいいではないかなと思ったりします。

修正パッチを当てずにプレイしたので評価基準からは外しますが、画面左下のキャラクターの絵がずれていたり(朝日のウィッグが外れていたり)誤字がいくつもあったりとデバック体制にはちと疑問を感じますね。
誤字脱字やシステムの不備は日常茶飯事のエロゲ業界ではありますが、Navelはブランドを立ち上げて早10年、これは立派な業績なのだから、それに見合った完成度を期待したいところです。


・声優。9点。
全体を通じて問題なし、というか上手いです。文句無いですの。
最近のゲームの声優さんは総じて質が高いですね。


・共通シナリオ。9点。
本作はどこからどう見ても「女装主人公系のゲーム」ではありますが、その道の先達である作品とは一味も二味も違う展開を見せてくれるため飽きることはありません。定型化された展開に頼るシナリオが多い中、「新しい」モノを描いてくれる時点で個人的にはこの上なく高評価です。「女装モノ」「百合モノ」「主従モノ」といった様々な分類が氾濫し、それぞれに期待されている(強制されているといっても過言ではない)展開を描写しただけで終わってしまう作品群とは一線を隔てます。
加えて一点、強烈な、という接頭語をつけても良いほどに素晴らしいテンポのよさも賞賛するべき点でしょう。話が日単位ではなく月単位で進んでいくにも拘らず、ゲームを終了するべきタイミングを挟めないのは見事というほか無いです。
とまあここまではベタ褒めですが、一点気になったところも。瑞穂と湊の二人についてはややキャラクターが弱いんですよね。朝日への好感度が最初からMAX+流鏑馬などの特技を持つ瑞穂については、その特技を活かす場面を作るのは難しいところがあるでしょうし共通ルートの責任とはいいにくいのですが、湊については朝日の正体バレの後、妙に存在感が薄くなってしまったのは惜しいところ。服飾の比重が大きくなると彼女の存在意義が弱くなるのは致し方ないところではあるのですが、しかし一工夫が欲しかったところではありますね。あと、りそなはもう少しで出番があってもよいと思うんだ・・・。


ルナルート。9点。
まごうことなき真ルート。百合から服飾まで総てに力が込められた力作ですね。ルナの過去、服飾に対する熱意、主従の強い信頼、そして愛情、あらゆる面にて描ききってます。特に、朝日の性別が判明したときでも「それがどうした?」と言い切ってしまうルナ様との信頼関係が熱くて美しいです。
しかし、逆に力みすぎてしまったように感じられる部分もちらほらと。能力主義の衣遠の盗作しだしたり(彼は遊星に対する異常な執着が見て取れるため、理由の無い行動だとは言いませんが・・・やっちゃいけない一線を越えているような気が)、朝日がいくらなんでも優秀すぎたり女すぎたりと、喉に小骨が刺さっているような違和感が拭えないところも。女装しないと勃起できないとか病院行けよ!と叫びたくなったのは秘密。
しかし、欠点に目を瞑れるほどに美しく魅了させてくれるシナリオでした。


・ユルシュールルート。10点。
二人の秀才が力を合わせれば天才にだって勝てる!というお話。
話のスケールはルナルートの縮小版ですが、縮小版であるが故にキャラクターが活き活きとしていたのだと思います。三度の挫折を味わい心折れそうになりながらも立ち向かうユルシュールや、ここ一番で勝つためのプランを編み出す遊星、そして苦難を乗り越えて深まる二人の関係など、人ひとりの等身大の物語で綺麗に描ききってます。ルナルートで感じた「力みすぎ」といった様子も一切感じさせず、緩急つけながら最後まで描いたのは賞賛したい。流石の三菱系列


・湊ルート。4点。
「好きな人が出来たから、服飾諦めていいよね♪」
という恐ろしい境地に達した遊星さんのシナリオ。ええんか。それでええんか。お前それで本当にええんか。マジで「メンゴメンゴ」では済まさんぞゴルァ! ・・・とまあ、そんな感じのアナザーシナリオです。JPスタンレーの言葉で遊星は生き返ったはずなのに、とか言ってはいけない。恋とは、愛とは、偉大なのだ。
湊が可愛かったから相応の評価はしますが、話のプロットは大変グダグダです。親の会社が倒産するだとか、学生の立場で介入できない問題で場をかき乱し、滋賀の片田舎で恋人二人で適当に生活していたらなんか上手くいきました・・・というのはどう評価したらいいのかわからない。メイド喫茶のくだりなんかは無理がありすぎると思うのですが。
そういえば、湊がルナのメイドになるところを見て、さくら銀行によるTOBを思い出して笑ったのは私だけでいい。


・瑞穂ルート。3点。
共通ルートの逆で、いわゆる女装モノのテンプレートそのままのシナリオでした。そういったテンプレが悪いとは言いませんが、その土俵で戦う場合「シナリオの魅力=キャラクターの魅力」になるんですよね。では瑞穂はそれほどまでに魅力的に描かれていたかというと、残念ながらそうではないのかな、と。キャラクターの設定的に茶道なり華道なりでおしとやかさをアピールするだとか、朝日は大好きでも中身は男だからって流れで所謂ツンデレだのヤンデレだのの属性を身につけるだとか、何かしら手を打つべきではなかったかと思います。
また、キャラクターの口調が他のルートと全然違うなど、整合性という点でもお粗末。また障害ですね青メガ・・・。


・総評。

傑作。ルナ、ユルシュールのシナリオで見れば名作クラスの出来。

癖のある作品なのは確かですが、それでも多くの人にお薦めできる作品かと思います。
りそなに公的資金を注入するファンディスクを早く作成するんだ!
別窓 | ゲーム感想。 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
| 煩悩と惰性。 |