煩悩と惰性。

適当に日々思ったこと綴るところです。

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恋がさくころ桜どき 体験版感想。

公式サイト。
http://www.clearrave.co.jp/product/sakusaku/


6/27に発売予定のぱれっとの新作「恋がさくころ桜どき」の体験版をプレイしましたので感想でも。


・絵。

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今更説明する必要は無いでしょう、和泉つばす氏の絵は最高です。文句なし。塗りについては「ましろ色シンフォニー」からさらに線が細くなり、明るくなった印象を受けました。良いですね。

立ち絵は表情、姿勢共に極めて豊富。存分に可愛らしさを発揮しております。服装については今のところ1キャラ2種類程度ですが、公式で既に水着のものが公開されていますし私服がまだ公開されていないキャラクターもいますから、最終的には4種類くらいにはなるのではないでしょうか。


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ティナの鎌が美しくて、そしてデカい。散々主人公からつっこまれていましたが、この風貌で恋の妖精は無理ですわw
斬るためのものというより、殴るための武器ですよねこれ。


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杏のこの立ち絵が女豹のポーズに見えて仕方がないです。出てくるたびに笑ってしまうw


・システム。

configは充実しており、困ることは無いでしょう。セーブ時の確認の有無などを設定できて親切設計です。

skip速度はやや遅めで、かなり序盤に選択肢が配置されているため2週目以降が面倒になるかもというのが一つ、バックログからのジャンプ機能が未搭載、フルスクリーンにすると挙動が若干重いというのがやや残念な事項ですね。どれも致命的なものではないので、気にしなければ同ということはありませんけれど。

台詞の途中で立ち絵が動くことはありませんが、キャラクターたちの位置を立ち絵で上手く表現しており、演出面はかなりよく出来ています。素材の多さを存分に活かしていますね。


・シナリオ。

主人公は昔、死神に命を貰い受けて生き返った青年。その命を人の幸せに捧げようと考えており、自分のことに興味が無い。結果、笑うことが苦手になってしまい、これではいけないと奮起するところで体験版終了。
なお、保健室業務のボランティアとして女子生徒の恋愛相談を請負っていたのと、気配りの天才さによりモテモテ。

まず主人公のキャラクターは相当に濃く、近年の萌えゲーでよく見かける「エロくて、バカができて、決めるとことはしっかり決められる」万能タイプの主人公とは一線を隔てます。その機械じみた奉仕精神と感情の起伏の少なさに拒絶反応を起こすユーザーも相応数いるのではないかと思います。
しかし、エロゲでおなじみな「ヒロイン全員から好かれていて(もしくはこれから好かれる)」「物語開始時点では特定の相手はおらず」「そして朴念仁」な主人公を万能でも無色でもなく、リアル(?)な性格に描いてみたんじゃないかと思える部分が多分にあります。体験版の後半で既に主人公の「歪み」が話題の中心になっておりますが、「エロゲってそういうものだから」と我々ユーザーが暗に許容していた歪みに通ずるものがあり、これはかなり面白いテーマを持ってきたものだなと感じました。それを恋と名づけるのも秀逸ですね。製品版が楽しみです。

ヒロインの可愛らしさについては十分以上。特に夕莉さんの破壊力が素晴らしいです。体験版終了時点で既に好感度がほぼMAX、あとは主人公が選択するだけという状態であるのはご愛嬌。親密になるまでの過程は期待できないでしょう。付き合い始めてからが本番ですね。たぶん。

舞台については総じて善人しかいない優しい世界です。ましろ色ではモブがうるさい場面があったりもしましたが、不評だった反省を活かしてかストレスフリーを徹底しています。敢えて言うと杏がやや阿呆ですが、許容範囲内かと思います。彼女の率いる生徒会について、組織論を論じてしまう人は受け入れられないでしょうけれど…。


テーマ性、ヒロイン、世界観とそれぞれ個別に見ると良く出来ているのですが、各々の要素が相乗効果を生んでいるとは言いがたく、ちぐはぐさや説明不足に感じてしまうところも。いいところ取りをしすぎ、詰め込みすぎかな、と。これだけの要素を入れたいならば圧倒的に文章量が足りてないと思います。後半は恋に意識を取られすぎだろうと感じてしまう場面が多々ありました。
こういう萌えベースに色々良さげな要素を載せて纏めきれずに爆死した作品は枚挙に暇が無いですから、相応に不安が残るところではあります。しかし、最低限求められるキャラクターの可愛さを確保することはしっかり意識されている印象ですし、購入を検討する余地は十分ありそうです。
 
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楽しく音楽を聴くために。

増税前ということもありまして音響設備を一新しました。狭い集合住宅ですので当然の如くヘッドフォンです。

基本的にオーディオには無知な人間なので、とりあえずお店へいって試聴して気に入った音をチョイスするという極めて適当な選択で買ってまいりました。わからないところはその道に詳しい友人に知恵を借りて何とかクリア…あれな、ヘッドフォン本体とアンプが必要だということは知っていたけど、DACまで必要なのな。おかげさまで予算オーバーになりましたが、そこそこ良い環境が出来たと思います。
とりあえず買ったもののご紹介。


・HD700

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SENNHEISERのHD700です。低音が鳴って、バランスが良くて、という点で選択。

フラッグシップのHD800も試聴したのですが、お値段ほどの価値を感じられず断念。電子音全開のゲーム楽曲を聴く身からすると空間の構築能力はそこまで必要としないという判断になりました。とにかく実売価格14万というのは高すぎです…。
beyerdynamicのT1は有力候補でしたが、以前から使っていたQ701とキャラが被るというのと、リケーブル出来ない構造から除外。でも、そのうちT1も買うかもしれません。


・P-700u

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ヘッドフォンアンプはLUXMANのP-700uを選択。

アンプは9つほど試したのですが、これ音の迫力、音数、聴きやすさが別格で、他を寄せ付けない圧倒的強さでした。低音も中音も高音も素晴らしく文句のつけようがありませんでした。いや、お値段の高さは文句を言いたくなる部分がありましたけど…。
LUXMANの先代フラッグシップであるP-1uも聴いてみたのですが、どうにも音に元気がなく断念しました。どうやらLUXMANというメーカーさんはそういう「柔らかい音」を作ることに秀でたメーカーさんのようで。これに出会えたのはかなり運が良かったのかもしれません。

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なお、こいつはかなりデカいです。奥行き40cm、幅44cmは伊達じゃない。iphone5が大変小さく見えますね。狭い部屋なので配置場所に困るという。


・M-DAC

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DACは正直なところ良くわからなかったので、友人の薦めに乗っかって、M-DACを購入しました。コイツはかなり優秀なチップを搭載しているらしく、高解像なP-700uを活かせるだけのパワーがある。らしい。
薦められたのと、Amazonでそこそこ安かったので勢いで購入しました。見た目が安っぽいのは仕方がない。外観より質です。


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とりあえず机の上に暫定的に設置してみた。今の配置ではすごく邪魔なので、今週末には正式配置をする予定です。

音質についてですが、機材を一斉に更新してしまった関係上、どれがどのような効果を及ぼしているのかまだ計りかねているところではあります。エージングも済んでないですし、XLRケーブルもまだ届いていないですしね。
とりあえずDACに直接ヘッドフォンを挿したら音がスカスカになったので、アンプは偉大という結論にはなってます。落ち着いたら一つ一つをレビューしたいところ。
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愛妹恋愛 体験版感想。

公式サイト。
http://www.interheart.co.jp/pcgame/imouto/

3/28に発売予定のINTERHEARTの新作「愛妹恋愛」の体験版をプレイしましたので感想でも。


・絵。

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服装の種類が結構あり(5種類以上?)、素材は豊富な様子です。サブキャラクターは人数からして少ないですが、他の風俗嬢なんて描写しても仕方がないですし、姉妹に集中的に投じているのは正しい判断かと思います。

CG構図は視点が引き気味で、背景の占める割合が大きくなっており、それが差別化要素かつエロさを引き立てる要因になっているように感じました。エロは正義。

姉妹のバストサイズはえみが80、みなみが82となっておりますが、エロゲの一般水準と比べても数値以上に大きいです。イメージとしては85以上、作品によっては90と設定されていそうな大きさです。立ち絵ではそこまでには見えないのは、着やせするという設定が活きているということなのでしょう。


・システム

解像度は1280×720。
config設定はキャラ別音量調節不可だったりしますが、画面設定がウインドウと全画面に加えてスケーリングが用意されているなど、妙なところで親切設計です。
「陰毛の表示」なんていうすごいオプションがあったりしますが、体験版では実装されていませんでした。気になります。

UIについては右クリック1回でテキストウインドウ消去、2回目でメニュー表示となっており、癖があるものの使いやすいです。バックログからのジャンプ機能は無し、skip速度はやや遅めであるのは残念かな。

エロシーンにて喘ぎ声がバックで流れる仕様があるのですが、台詞とアンマッチすぎるので製品版では改善していてもらいたいところです。


・シナリオ。

あらすじは、

両親を3年前に失った兄妹たちは、親の死を乗り越えて仲良く暮らしていた。兄は文章を書く仕事で身を立てるのが夢であり、大学へ通う傍らエロ雑誌のコラム等を担当するアルバイトをして、一歩ずつ夢に繋がる道を歩んでいた。しかし風俗店にも出入りするようなエロ関係の仕事ということで、親代わりをしていた主人公は妹たちに仕事の内容を打ち明けられずに板ばさみな生活に。



といったところでしょうかね。
かなり面白い状況だと思うのですが、公式サイトに記載されているあらすじからはこういう状況が全く読み取れないのが残念です。もっとしっかり広報すればいいのにと思わずに入られません。

肝心の内容についてですが、兄妹たちの家族としての距離感、夢へ邁進する誠実な主人公と、社会の厳しさのバランスがよく、心地よく読むことが出来ました。特に社会人として主人公を指導する黒谷さんの存在が素晴らしいです。子供に甘いだけではない、しっかりと「大人」を描いてくれる作品は緊張感があって良いですね。ライターと物書きは違うなど、なるほどと思わせてくれる場面も多かったですし、薀蓄についてもしっかり調べた上で書いていることを感じさせてくれます。ヒロインとのエロで売っていく作品であることは間違いないですが、シナリオ方面も期待できそうです。

ヒロインについて。
えみは主人公が風俗店の会員カードを持っていることなどから疑いの眼差しを向けますが、主人公が夢を追いかけていると知ると全力でサポートしてくれる良い子でした。幼い頃に主人公のいたずらにより調教済みであるのも、こう、イイ。
対して、みなみは主人公を尾行して仕事の邪魔をしてしまうなど、中々に困った娘になっております。無垢さからくる暴走も確かに可愛いものではあるのでしょうが・・・主人公を応援したくなるテキストの中で、こういう主張をされると苦しいなぁというのが正直なところ。主人公は早く仕事について告白をするべきですし、みなみは大人になるべきですね。
 
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空飛ぶ羊と真夏の花 -When girls wish upon a star.- 体験版感想。

公式サイト。
http://www.navel-honeybell.com/sorahana/index.html


4/25に発売予定のNavel honeybellの新作「空飛ぶ羊と真夏の花 -When girls wish upon a star.-」の体験版をプレイしましたので感想でも。


・絵。

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複数原画であるためキャラクターによりかなりの差があります。これはNavel本家でも見られる、統一性よりもそれぞれの原画家の持ち味を生かす方向性のためでしょう。しかし、立ち絵を並べてしまうとかなりの違和感があるのは残念ですかね。一方、その多量のリソースを活かしたのか、脇役にも立ち絵があるのは素晴らしいです。CG枚数にも期待が持てそうです。

なお、CG単体の質については問題なし。優兎はお尻がエロいです。立ち絵については、裸や水着のときは髪を下ろして欲しかったというくらいでしょうか。


・システム。

Navel本家と同様の作りです。シーンスキップなどを完備しておりますし、configも必要なものは揃っています。UIも優秀。ただし、バックログからのジャンプ機能は無し。
全体的に動作は軽いですし、ストレス要因になるようなものはないと思います。


・シナリオ。

主人公が海外留学を終えて、万能執事となって帰ってきたところからスタート。主人公は神の転生体だったり、ヒロインの願いを叶える必要があったりと、先の展開が読みたくなる終わり方でした。天使術は四次元ポケットのような便利道具でしかなかったですが、これから本領発揮するのでしょうたぶん。
登場キャラクターが多いため賑やかですし、キャラクターが勢ぞろいするのは七夕くらいとコントロールが効いており、構成については十分以上だと感じましたね。

反面、キャラクターの味付けについてはやや苦しいところが。
まず主人公は自分自身が執事であることに誇りを抱いており、能力的にも申し分ない人間ではあるのですが、エロへの耐性がなさすぎてアンバランスなように感じました。エロへの興味がなければエロゲの主人公なんて勤められないのは確かなのですが、度を越えて性欲が強すぎるような。主人公に共感できるかが最初の大きな壁になりそう。
あと、主人たる琴耶との関係でしっかり提示されておりましたが、ヒロインたちとの距離のとり方が遠すぎるところも気がかりです。どうしてもヒロインが猪突猛進な愛情表現をしてくる状況とのバランスが悪いと感じました。このちょっと遠い距離感を個別ルートで親密さのパラメータに出来るかどうかが、恋愛を主軸にしているこの作品の一つの評価ポイントになりそうです。
現時点ではどうしても、主人公が壁を作らず接しているメリエルが抜きん出て輝いているように思えます。めーりめりめり可愛い。イリアさんの声も相俟って素晴らしい破壊力だというのに、何故彼女はヒロインではないのか・・・。

ヒロインは全体的に電波系寄り。エロゲヒロインなんてみんな(ry などという意見もありましょうが、厨二黒魔術・精霊さん・純真お嬢様あたりを筆頭に、他作品より尖っているラインナップです。よく言えば一貫性があり、悪くいえば単調。良い意味で人物像がブレているのは、ヒロインの中では芽愛先輩くらいですかね。登場人物が多いうちはそれで問題ありませんが、個別に入った後を考えるとちょっと不安だったり。

ギャグについては空回りしている印象。優兎と出会うシーンなんかが顕著ですが、スケベイベントの挿入の仕方が強引すぎるように感じました。少なくとも「月に寄りそう乙女の作法」及び「乙女理論とその周辺」で感じられたテンポのよさと盛り上がりを感じることは出来ませんでした。ボケがいてもツッコミが不在であるのが大きいですかね。「100人乗っても大丈夫」「語尾に便座カバー」などのパロネタも含まれていますが、扱いは完全に空気で、わかったところで「だから何だ」ですし苦しいなぁと。


神の設定など構成については面白そうな部分は多分にあれど、そこまでモチベーションを保って辿り着けるかが心配、というのが正直なところです。
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銃騎士Cutie☆Bullet 体験版感想。

公式サイト。
http://effordomsoft.com/zyuukishi/index.php

3/28に発売予定のエフォルダムソフトの新作「銃騎士Cutie☆Bullet」の体験版をプレイしましたので感想でも。
なお、エフォルダムソフトの前作、「恋騎士Purely☆Kiss」はプレイ済みです。


・絵。

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原画は変わらず憂姫はぐれ氏です。騎士系タイトルということで雰囲気などもそのままですね。可愛らしさの中に独特の雰囲気を持っており、作品を支える屋台骨としての役割を全うしていると言って良いかと思います。

一点、懸念されるのはCG枚数。恋騎士はCG66枚と2011年当時でもかなり少なかったですので、今作もそうなりそうで怖いところ。少なくとも80枚以上あるといいですね。


・システム。

configは妙な方向に充実しております。ショートカットキーが無いですが、最大フレームレートなどの設定が出来たり摩訶不思議。まあ、一般的な作品よりも設定可能な範囲が広いため困ることはないと思います。

skip速度は大して速くないですが、選択肢間のスキップがあるので、こちらについても問題なし。

バックログからのジャンプ機能がないのは残念ですが、その他UIはストレスを感じるようなことはありませんし、銀細工を髣髴とさせる装飾で作品の雰囲気とマッチしているのはGOOD。


・シナリオ。

赤薔薇の隊長の陰謀により主人公たちの所属する白薔薇チームは解散の危機に、というあらすじまでは理解できるにしても、そこから先の方向性を完全に見失っています。まずギャグなのかシリアスなのかすら判別がつかないというのはどうしたものかと。つらつらと書き続けると長くなるので、欠点を箇条書きで書いておきます。


・ギャグが原因でシリアスな雰囲気、という最悪の組み合わせ
・まるで2chやTwitterで書きこまれている文章と同レベルのテキスト
・状況説明が非常にくどいか簡素化されているかの両極端
・キャラクターの行動特性の一貫性のなさ


公式サイトのあらすじは、バニーガールが云々など甘めの展開が待っていることを示唆しておりますが、この調子では期待できそうもないかなと思うところ。
恋騎士も騎士設定がお飾りで、「騎士系コスプレ娘からジト目で睨まれるADV」と評価した覚えがありますが、今回は萌え部分すら厳しそうで・・・回避確定です。
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恋式マニュアル 感想&批評。

公式サイト。
http://glace.me/products/koishiki/


GLaceの新作、「恋式マニュアル」をプレイしましたので感想でも。


※以下、ネタバレを含みます。


・音楽。5点。

BGM14曲、Vocal曲は2曲。

BGM曲数はかなり少なめ。ピアノ旋律が美しい「時にはポロっと」に頼っている場面が多く、BGMそのものは良いのに浮いてしまっている印象を受けました。やはり曲数はもっと欲しかった所です。

Vocal曲はOPが騒がしく、EDは大人しくという典型的な構成。楽曲の評価から外れますが、音楽鑑賞にED曲がないのは何故なんだろう。


・絵。6点。

CGは80枚。シナリオがさほど長くないためプレイ中に不足は感じませんでしたが、こうやって枚数を見てしまうとちょっと少ないですね。一人あたりHCGを2枚足して90枚弱くらいはほしかったところです。

日常CGについてはやや華やかさが足らない印象。要因としてはヒロインの姿勢に動きが少ないのと、光や風など空間を感じられるものが少ないことが上げられます。綺麗だなと思わせてくれたのは、穂花の告白CGとあまねの寝起きCGくらいでしょうか。
対してHCGはよく出来ており、はっきり言うとエロイです。萌えゲーっぽい作品ではありますが、エロ目的のほうが満足度が高くなりそうな気がしますね。

立ち絵については、奏多を筆頭に表情差分が不足している印象を受けます。しかし服装のほうはヒロイン全員5種類以上とかなり豊富で、素材の過不足が他の作品と異なる珍しい作品となりました。


・システム。5点。

Config設定項目は、最低限は網羅しております。ショートカットキーなどの設定項目やフォント変更はありませんが、そのあたりを使わないなら困ることはないでしょう。

skip速度は非常に遅いです。前の選択肢へ戻るはありますがシーンスキップなどはないため、ストレス要因になるのは残念。その他UIについてはバックログからのジャンプ機能はありますし、優秀とまで行かなくとも困ることはないかと思います。

この作品特有のシステムとして、BGMを任意に設定できるというものがあります。BGMを固定化させるとシナリオの風味が吹き飛ぶので意外と面白いですね。


・演出。6点。

スクリプトは一応組まれていますが、一番動くのはオカマなエレナ先生という…。あの迫りくる筋肉の鎧はこの作品最大の恐怖です。
ある種の潔さを感じつつも、それでいいのかスタッフと思わずにもいられない。


・声優。8点。

結構なウザキャラである姫乃をしっかり演じきる有栖川みや美さんは流石です。
個人的には白月かなめさんが黒いキャラクターを演じてくれたので満足です。


・共通ルート。5点。

普段のキャラクターたちの会話は本当に会話そのものであり読んでいても面白みを感じられないのですが、エレナ先生が絡んでくると途端に面白くなります。ヒロインたちが大人しいか発言が空転しているのは非リア設定であるため良いにしても、もう一人くらいは話を押していけるサブキャラクターが欲しかったかなと感じました。

リア充偏差値で恋愛授業云々というシナリオではありますが、人間としての器の大きさ・精神年齢というパラメータをネットスラングに置き換えたというほうが近いので、リア充偏差値が低い、すなわち人間として未成熟なヒロインたちと接することを主眼としているこの作品は、精神的な部分でロリコン向けといえるのかもしれません。性的にはむしろおっぱい大きめなんですけどね。

共通ルートに限った話ではないのですが、この作品のテキストは美味しくなりそうなところを削ってしまっているため、非常に薄いシナリオになって仕上がっております。例えば、親睦会のカラオケで「果ては合コンで定番の王様ゲームに興じ――。親睦会も無事(?)終了となった。」なんていうテキストがありますが、王様ゲームなんてバカなノリで盛り上がれる良いスパイスだと思うんですけどね。何故そこを描こうとしないのやら。勿体無いです。


・姫乃ルート。3点。

偽物の関係から始まってしまったが故に本物の関係になりにくいというジレンマは姫乃のいじっぱりな性格も相俟って楽しく読むことが出来ました。相思相愛になってからの姫乃の依存症、そこに対する忍や穂花の嫉妬も楽しかったです。ただ相思相愛の部分に関しては「薄い」以上に単純な分量不足であったのは惜しい。
終盤は酷い茶番でした。突然親が出てきて別れろなんていう意味不明なシナリオにしなくとも、高い依存心からくるセカイ系の肯定否定だけでも話題としては十分だったと思うのですが…。


・穂花ルート。4点。

「恋愛は一緒に居られることが大事なのではなく、一緒にいたいと思い続けられることが大事。不安や苦しさも楽しまないと」と言ってのける理緒元会長の人間としての完成度がヤバイです。格好良すぎるでしょう貴女。なんで攻略できないのか不思議でならない。

その他の場面については、穂花のイメチェンをお楽しみくださいというお話でした。他に見所がないのが困るところ。


・愛希ルート。5点。

作品内では他者に害を与える姫乃が最下位との扱いになっていますが、そういう付加要素を抜きにした精神年齢では愛希が最下位になるでしょう。
エロゲの中には人との関わりを一切絶って生きてきたというカミサマとかの人外ヒロインとの恋愛を描く作品もありますが、ただテニスが好きなだけのヒロインが小学生並みの恋愛すら理解していないというのは凄まじい設定でした。彼女を親友として支え続けている奏多には尊敬の念を抱くレベルです。
内容は「鼓動が早くなる」「抱きつきたくなる」などという抽象的なものではありましたが、そんな愛希との恋愛模様をしっかり描いたのは評価したいですね。恥ずかしがる愛希は大変に良かったです。主人公の性格が別人のものになり、その他ヒロインは影も形も見えなくなるという、平行世界設定並みに偏りのあるシナリオでしたが、そこはご愛嬌ですかねぇ。
終盤のスポコンは途中で力尽きたのか、ダイジェストを超えてサマリーになっていたのはむしろ笑いました。


・あまねルート。4点。

あまね先輩可愛い。以上。
恋式マニュアルの存在意義はまるで皆無でしたし、音楽についても展開が適当すぎて感動する余地がないという。

とりあえず、夢あまね先輩によるシーンはまだですか?

・ハーレムルート。6点。

まず対象となるヒロインが恋を自覚し、ライバルと争い、そして友情が芽生え、二人でアタックし、主人公が折れる。ハーレムが出来上がるまでの過程をしっかり描いているのは好印象です。ヒロインが組み合わさることにより各々の新たなる個性も描いておりましたし、むしろこっちが本編なのではないのかと思えるクオリティでした。
全員のハーレムでは忍が本気を出してきますしね。もう忍がメインヒロインでいいよ。


・総評。

凡作…になってしまいますかねぇ。

「残念属性のヒロインとの恋愛を描く」という一点においては一貫性がありますが、他のメーカーさんでも一筋縄では行かないヒロインは多数いますし、今のままでは差別化要素としては力不足だと感じました。全体的に描写が薄い・会話が面白く感じられないというのが足を引っ張っていますので、そこが要改善かと思います。
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サキガケ⇒ジェネレーション! 体験版感想。

公式サイト。
http://clochette-soft.jp/sakigake/index.html

5/30に発売予定のClochetteの新作「サキガケ⇒ジェネレーション!」の体験版をプレイしましたので感想でも。
なお、Clochetteの過去作品は「あまつみそらに!」「プリズム◇リコレクション!」をプレイ済みです。


・絵。

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御敷仁氏が原画をされている作品は初めてですが、しんたろー氏が描いている作品と比較しても、雰囲気については過去作品と比べて大きな差異は感じられず。相変わらずの安定感ですし、おっぱいですし、エロいです。
前々からClochette作品は髪飾りなどのアクセサリーが多かったですが、今回はゲーム内の服装が装飾過多なくらいにゴージャスです。こちらも大きな見所かと。

表情差分は変わらず多く、服装の種類も多いです。あとはCG枚数が多ければ言うことなし。具体的にはアイキャッチなしで90枚以上を希望したい。


・システム。

configはいたって普通ですが、「システム環境設定」から細かい設定を行えるので困ることは少ないでしょう。

過去作品と同様にスクリプトが大量に組まれており、キャラクターたちが賑やかに動くのは良いですね。璃々子が儀式をやっているときに立ち絵が輝いていたりと芸が細かいのは素晴らしいです。
その代償としてskip速度が遅いのはご愛嬌ですかね。シーンスキップは実装されておりますが、クリックする度に確認ダイアログが出てくるため、連続スキップには不向きで使い勝手が悪いです。確認の有無を選択できるようにしてもらいたいところ。

あと、バックログからのジャンプ機能がないのも悲しいかな。


・シナリオ。

ゲーム・魔法・家族関係と話題は豊富で、それぞれの要素が互いに影響を与えながら独立性を保っているのが面白いです。素直に製品版が楽しみだと感じられるシナリオ構成であったと思います。また、恋愛要素についても初期好感度MAXから、出会いたてでまだまだこれからの娘が混在しているのも楽しみなポイントです。

反面、日常のテキストはあまり面白いとは感じられず。ゲームが話の中心になってくることにより、設定を読まされているという部分がどうしても強調されてしまうこと、主人公たち登場キャラクターの興味がゲームに集約されてしまいその他の生活がやや色褪せてしまうことが大きいかなと。
前作プリコレのようなパロネタ全開というのも勘弁願いたいですが、ギャグの勢いは大事ですね。ちなみに今回もパロネタはありますが、以前と比べるとかなり控えめです。

なおClochette産の妹キャラは毎作どこかおかしいですが、今回の妹である璃々子さんも壊れていて楽しいです。基礎となっている個々の属性はありきたりのものなれど、複数の属性を化学反応させて奇怪な妹ヒロインを生み出すのはここの作品の大きな魅力の一つですね。
 
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イノセントガール 感想&批評。

公式サイト。
http://frontwing.jp/product/icg/index.html


FrontWingの新作、「イノセントガール」をプレイしましたので感想でも。

このイノセントガールの体験版をプレイ後、ピュアガールの体験版をプレイしていたのですが、それを除けば魔界天使ジブリール2以来、久しぶりのFrontWingさんの作品のプレイとなりました。

伏線で相互干渉することはありませんので推奨攻略順は特にありませんが、結末が大団円っぽいかがりルートか、EDが特殊な雛子ルートを最後に持ってくるのがいいかもしれません。


※以下、ネタバレを含みます。


・音楽。8点。

BGM20曲、Vocal曲は3曲。
BGM曲数がやや少なめでしょうか。それでも聞き飽きるということはないので、十分以上ではあります。なお、BGMの中でお気に入りは「リトルマーメイド」。
Vocal曲についてはどれも良いですね。ED曲担当はayumi.ちんなのに触手っぽい曲じゃない!というのは昨年10月ののPCMで既に通った道です。今後は萌えゲーでも歌ってくれると嬉しいですね。


・絵。9点。

CG85枚(メインヒロインが19枚ずつ、その他が9枚)、SDが17枚。SD絵は登録枠数が17枚というだけで、構図別にするともっと多いです。なお、HCGはうち48枚。
CG枚数は3桁に届いておりませんが、SDがその分を補っている印象です。プレイしていて不足を感じることはありませんでした。

立ち絵については裸を除くと、服装はかがり・鼎が4種類、雛子・このかが3種類(?)ですかね。主には制服、私服、水着でした。姿勢については一人当たりおそらく2種類です。姿勢はやや少なめですが、表情の豊かさと演出の力の入れ方により気になりませんでした。要望としては、お風呂などでは髪飾りを外してほしかったというくらいですかねぇ。

HCGについては全体的にアップのものが多く迫力があります。おっぱいの平均サイズも大きいですしね。反面、空間を感じられる余地はありませんので、好みが分かれそうです。
日常CGについてはキャラクターの可愛さと、光や水の演出による美しさが両立しており、素晴らしい出来です。SD絵についても可愛らしさ満点で文句のつけようがないですね。

昨今の萌えゲーでもエロに注力する流れを無視して私的な意見を述べますと、エロよりも日常CGを増やしてくれたほうが嬉しいかなと思うところです。絵が可愛いんですよ。本当に。


・システム。7点。

Config設定項目は極めて豊富。豊富すぎて私は使いこなすことが出来ませんでした。テクスチャ解像度とか触る人いるんですかね?逆にショートカットキーを使わずにフルスクリーン⇔ウインドウの変更が出来ない様子(?)なのが気になるところ。いやまあ、ショートカットキー使えばいいじゃないというだけの話なんですけれど。

skip速度については早くなく遅くなく。バックログからのジャンプ機能がないのはちょっと残念ですかね。その他UIについては問題ないと思います。


・演出。8点。

スクリプトが組まれており立ち絵は動きますが、動く頻度はかなり控えめ。台詞後半で表情が変わっていそうなテキストについては表情を変えてくれると良かったかも。
その他カットインはとても豊富で楽しめました。特に賑やかだった共通ルートにおいて存分に威力を発揮しております。


・声優。10点。

演技については一切の文句なし。叫び声なども余裕でこなす実力ある方ばかりだったと思います。キャスティングについても違和感などは全く感じず。
4人中3人がピュアガールと一緒という被りまくりの構成については、ピュアガールをプレイ済みのユーザーに意見を聞いてみたいところですね。


・共通ルート。9点。

初日の導入(体験版部分)に続いて、各ヒロインごとに焦点が当てられたストーリーや全員揃って海で遊んだりして展開していく構成です。ヒロインごとのエピソードがあるということで結構長く感じました。

とにかくハイテンションで下ネタを次々に放り込んでいく展開は爽快でした。重いと言われて崩れ落ちる鼎とか、夜這いしすぎて怒られる妹とか楽しすぎる。単語レベルで見ても生麦生米生妹とか竿ニーとかいちいちセンスが素晴らしいです。少なくともここ数年でここまで笑わされた共通ルートは無かったと思います。ヒロインたちはマジ喘ぎすぎである。
キャラクターの人物的な背景についてもしっかり描かれており、シナリオの役割もしっかり果たしております。学校の授業の描写が少なすぎたのがちょっと残念ですかね。些細なことですが。

普段は「ヒロインからの初期好感度がMAXだと人間関係の変化が無さ過ぎて云々」とか書いたりする私ですが、これだけ良質なドタバタコメディを見せられると好感度が高くても全く問題ないですね。


・かがりルート。10点。

主人公が持っているモノ、かがりが持っているモノ、それぞれの相乗効果が美しいお話でした。かがりの本質を見抜く感性が良いスパイスでしたし、かがりん語と主人公のポエムが独特のノリを与えてくれており、読み応えのあるストーリーだったと思います。最後に主人公がかがりを救う側に回るという展開も良かったですね。
あと、かがりん可愛い。可愛いは正義。


・雛子ルート。7点。

共通ルートのひたすら既成事実を求める姿勢はどこへやら、自分のルートになると漂白されて乙女になる雛子さんになるはちょっと残念でした。ギャグ的に何度も出していた婚姻届がここ一番のアイテムになるなど差異が目立ちましたし、シナリオ間のすり合わせが不足している印象を受けましたね。

ルートそのものについては乙女な雛子を存分に楽しめる上、兄妹の二人で世界に羽ばたいていくまでの過程が描かれており、これまた美しいシナリオでした。ただまあ、他ヒロインの登場回数が激減するため賑やかさがなくなってしまうのはご愛嬌ですかね。かがりルートと比較すると他メーカーの萌えゲーに近い、二人の甘い生活とちょっといい話をお楽しみくださいという感じです。
なお、パンツでおしっこしゃぶしゃぶは大変笑いました。主人公に飲尿プレイを強要してくるヒロイン怖いw


・このかルート。2点。

他のルートは共通ルート後から接続されているのですが、ここだけ何故か時系列が無茶苦茶ですし、ヒロインや主人公の性格も一変しており、まるで平行世界に迷い込んだかのようです。複数ライター制なのは一向に構わないのですが、しっかりすり合わせをしてもらいたいところ。

ギャグ無し、ポエム要素無し、美しさは感じられずグダグダな展開、なんでこれで世に出して良いと思ったのかわからない酷さでした。うーん。
このかのぽわぽわしたところは好きでしたので、とっても惜しいです。


・鼎ルート。8点。

ギャグで突っ走るルートでした。みんなに糾弾され黒歴史を暴かれる鼎姉さんマジ可愛い。エロいことを憶えた子どもがそのまま大人になったら鼎さん、確かに。「困った生き物」「どうしようもない」「ムッツリエロス収集家」「駄乙女」とか言いたい放題言われすぎクッソワロタww
話は最もこじんまりとしたところに落ち着きますが、ムッツリ乙女が恋を知り愛を知っていく過程が描かれており、ほっこりとするシナリオでした。面白かったです。


・総評。

傑作。

萌えとギャグをベースとし終盤に良いお話を入れてくる典型的な萌えゲーですが、パーツの一つ一つが高品質で満足感の高い作品に仕上がっております。細かい条件の指定があれば別ですが、とにかく「オススメの萌えゲーは?」と問われたら私はイノセントガールを薦めるでしょう。そのくらいには良い作品でした。

特に主人公が詩を書くという設定が、作品に美しい表現を違和感なく取り込める要因として働いており、この作品の長所として輝いております。この長所を保ちつつシリーズの次作に繋げてもらえると嬉しいですね。・・・ピュアガールも買ってこようかな。
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