煩悩と惰性。

適当に日々思ったこと綴るところです。

Rewrite 感想&批評。

Reweiteのまとめ感想です。


公式HP
http://key.visualarts.gr.jp/rewrite/

感想その一。
http://nachtzeit.blog96.fc2.com/blog-entry-1193.html
感想その二。
http://nachtzeit.blog96.fc2.com/blog-entry-1194.html
感想その三。
http://nachtzeit.blog96.fc2.com/blog-entry-1196.html







・音楽。10点。
BGM48曲、Vocal曲が8曲。そしてkeyクオリティ。文句のつけようがありません。音楽のためだけにゲームが買えるレベル。


・絵。8点。
CGは107枚ありますが、魔物のCGが8枚あったり、オーロラソードなどもCGとしてカウントされているので実質は100枚弱。それでも十分な量です。背景も55枚とかなりの量。このあたりは申し分ないのに、立ち絵の服装の種類だけはやけに少ないのが残念すぎます。他は及第点以上なのに。
日常から絶望的な場面まで幅が大きいシナリオでしたが、そんなシナリオに沿った表情が描けており質の方は文句なしです。


・システム。8点。
configは特に不便を感じることなくskipの速度も問題なし。そういった点は問題ないのですが、マップを移動するシステムはもっとやりようがあったのではないかと思います。「やりこむ」ことができるようになっている点は素晴らしいのですが、普通にシナリオを読みたいとき、5週もあのマップをみなければならないのはちょっとね。skipがあるだけマシなんでしょうけれど。


・声優。10点。
問題のあるような演出はありませんでした。文句なし。


・小鳥シナリオ。6点。
直接描写せずともキャラクターの距離感で心理を描写しているなど、テクニカル(?)なシナリオでした。全体を通じて小鳥の心情を透かしたような、そんな感じ。そんな珠玉を持ちつつも、主人公がひたすらボコられるだけとか小鳥のキャラクターがいくらなんでも違いすぎるとかで曇ってしまったのが残念。残念すぎる。世界観はアクセント程度に留めて、人と人の間を中心に据えたほうが良かったような。
最終盤の親のシーンは凄く良かったんだけどねぇ。


・ちはやシナリオ。5点。
ちはやの存在意義がほぼ皆無という恐ろしいシナリオ。咲夜のためのシナリオとはいえ、もう少し配慮があっても良かったのではと。小鳥シナリオは重厚すぎだったのに対してこちらは羽が生えたが如く軽い調子で・・・全然作風と合っていないという。主人公が最強に上り詰めるお話のため、物語の中心になっていた戦闘シーンが茶番でしかなかったのも大きなマイナス。なんか、fate/stay nightの凛ルートを劣化させたような。咲夜があらゆる面で有能であったのが救いか。


・ルチアシナリオ。9点。
ライターが自由気ままに書いた印象を受けるシナリオでした。他のシナリオでは二大組織の争いや鍵といった世界観との整合性をかなり重視していますが、そのあたりの要素を最低限に抑えてルチアについて絞って描いています。結果からするとこれが大成功だったようで、キャラクターがしっかり動いており大変良かったです。
その上で、Rewriteという作品の方向性と合致しているのだから文句なし。そしてルチア可愛いよルチア。


・朱音シナリオ。9点。
しっかりと考え込まれて作られたシナリオでした。鍵、ガイア、ガーディアン、人類の破滅などの設定はこのシナリオのためにあったといっても過言ではない、このルートが真ルートだと言われても納得できます。どうしようもなく醜く汚れたものを織り交ぜつつも、そこに前を向く力を感じさせてくれるのは流石。
まあ、朱音は己の終末思想に従い人類を滅亡させた後に隔離空間に退避、先に苦難はあろうとも主人公と二人で乗り越えていく・・・というのは一般的な倫理観をもって見てしまうとあまりに狡猾無形で酷すぎるため、万人受けしないどころかかなりの人が拒否反応を起こしそうではありますね。


・静流シナリオ。4点。
ルチアルートは自分で舞台を設定したためにキャラクターが生き生きとしていた反面、静流ルートでは世界観に囚われてしまいキャラクターの魅力が全くといっていいほど現れませんでした。物語というのは本来、登場人物とバックとなる世界(過去の行動や社会情勢など)が相互に影響を与えるものですが、このお話では借り物の世界の上でまるで人形が機械的に踊っているが如くの不自然さを感じました。二大組織の闘争なんかは真ルートに任せて、もっと他のことを描写するべきだった思う。ルチアルートの静流の方が活き活きとしてたよ、本当に。


・Moon&Terra 7点。
真ルート。簡単に言ってしまうと伏線回収ルート。そして伏線を回収する以上のものを見せてくれたかというと、なかなか難しいところ。篝の正体と目的が明かされ、脇役かと思われていた人々が活躍し、主人公に「身近な女性を救う」以外の役割が与えられ、と挙げだしたら色々ありますが、CLANNADなりリトバスなりの真ルートと比べると何かが足らない。そんな印象。


・総評。
良作以上ですが名作というにはちと足らない。
新しいkeyを見せてくれたという点では大きな、とても大きな進歩ですが、まだまだ荒削りな印象も拭えません。複数ライター制による弊害を乗り越えたらもっと良くなるんじゃないかと。
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