煩悩と惰性。

適当に日々思ったこと綴るところです。

1/2 summer 感想&批評。

公式HP。
http://www.h-comb.biz/product/08/index.html

6/29に発売されたALcotハニカムの新作です。
ALcot本家の作品はClover Heart'sからやっていますが、ハニカムの作品は初めてです。

※以下、多少のネタバレを含みます。


・音楽。7点。
BGMは28曲、Vocal曲は2曲。BGMはメロディがはっきりしているせいか、かなりの存在感があります。これは個人的には大きなプラスですが、声優さんの演技に集中したいという方は音量をかなり小さめにしたほうがよさそうです。
出来れば挿入歌を一曲くらい欲しかったかなとは思います。


・絵。7点。
CG73枚(汐19枚、つぐみ18枚、澄空16枚、叶16枚、その他4枚)SD10枚。73枚という総量を見てもやや少ないという印象が拭えませんが、プレイ中に「ここにはCG欲しいよね」という場面がちらほら、特にシーンについては殆どが1シーンにつき1CGという構成はちと寂しい。質的な面では若干のばらつきを感じるものの、可愛らしくキャラが描けており及第点以上ですね。
立ち絵については服の差分がもう少し欲しかったとは思いましたが、こちらも表情は多く準備されており、及第点以上の出来かと。


・システム。6点。
configは音量設定などのごくごく普通の設定のみ。簡素ではありますが必要最低限は揃っているのでほとんどの人はこれで問題ないと思います。
Skipはかなり遅い印象を受けました。シナリオ構成上、Skipを使わないといけない場面が相応にあったので、このあたりは要改善かな。


・声優。9点。
全体を通じて違和感を感じるようなことはありませんでした。特に叶のCVである桐谷華さんの演技は上手かったですね。出演作品の多い声優さんを起用しているため、他の作品のキャラが頭に浮かび続けてしまう人も多そうではあるのですが、そこはご愛嬌。


・共通シナリオ。3点。
テキストは比較的読みやすく、ヒロインが可愛らしく描けているのは◎。
しかし、ヒロインたちの会話がテンプレート化しており、テンポが異様に早い割りに、共通シナリオが終わるころには流れに飽きてしまうのが×。季節感が無い、好感度MAXのため人間関係に変化が無いなど、全体的に淡白なシナリオであるのは残念です・・・(このあたりこの作品に限らず最近の萌えゲではよく見られる傾向ですけれど)
早期にエロシーンを織り込んでくるのは、クロハの調整という設定があるにしても、ヒロインたちの貞操観念の低さと主人公の優柔不断さを強調してしまい、デメリットのほうが大きいような。

・汐ルート。2点。
性交渉までしておきながら最後まで付き合うことを渋る主人公がクソ過ぎる。シナリオとしての肉付け以前の問題として、このプロットで大丈夫だと判断した理由がわからない。ヒロインは上質なのだからそのまま適当にイチャラブさせておけばよかったのに。勿体無い・・・。

・つぐみルート。4点。
幽霊に関するお話なんですが・・・人に実害を与えようとしてくるオカルト話は、はたしてこの作品に必要だったのかと小一時間問い詰めたい。クロハという最強のキャラクターが存在する中でよくわからない霊能力を鍛える必要がいったいどこにあったのか。
流れも「除霊に成功したぞ!→実は失敗でした」の繰り返し、オチは「主人公は実は強い霊能力を持ってました」ではちょっとお粗末。

・澄空ルート。5点。
動物と接することによって幼かった澄空が成長していく、この成長という一点だけでも読むのを楽しくさせてくれる良きスパイスです。
逆に恋愛関係についてはベタボレモードに入るのがちと早すぎたような印象も受けましたが、共通のうちからエロい作品ですから仕方がないね。澄空が可愛いからもうなんでもいいや。

・叶ルート。7点。
刹那の生をどのように使うか。使い古されつつあるシナリオ構成ですが、叶のキャラクターもあいまって面白いシナリオになってます。
生きているうちにやりたかった心残りとして、性交渉が序列最上位に来ていることや、その目的を果たすために考えた結果があの肉食系発言の数々だったりと、考え出すと突込みが追いつかなくなるので深く考えてはいけないのです。
そういえば叶だけは、唯一お布団の上で初体験だったんですね。野外で平気で始めてしまう他の三人がトんでいるだけなのか・・・主人公を縛り上げて奪おうとする叶さんも大概ですけれどw

・真ルート。4点。
設定ネタばらしルート。読んでいてリトルバスターズ!を思い浮かべたのは私だけではないはず・・・。
クロハとの別れが恐ろしいほどに無感動だったり、旅館再建は澄空の実家に頼んで全部解決だとか、なんでこう、盛り上がるべきところで盛り上がらないのだろうと。そりゃ悠久を生きる龍たちからしたら全ては些細なことなのかもしれないけれどさ。

・総評。
何を魅せたかったのかイマイチわかりかねる作品です。ヒロインたちの主人公への情熱以外、その他の感情が全く描ききれていない印象を受けました。龍設定などに力を入れたのはわかりますが、空回りしていた感は否めないですね。ぶっちゃけていうと最後まで飽きずにプレイするのは難しいです。

せせなやう氏の絵が大好物な人、野外プレイが大好きな人はお勧めしたい作品・・・ですかね。
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