煩悩と惰性。

適当に日々思ったこと綴るところです。

花色ヘプタグラム 感想&批評。


公式HP。
http://www.lumpofsugar.co.jp/product/hanairo/index.php

花色ヘプタグラムの攻略を終えましたので感想でも。


※以下、多少のネタバレを含みます。

・音楽。8点。
BGMが28曲、Vocal曲が2曲。BGMは綺麗なものが多かった印象です。作風に合っており良かったです。歌に関しても及第点以上。一曲くらい挿入歌などが欲しかったという思いもありますが・・・それは贅沢なのかな。kiccoさんはタユタマ関連のテンポの速い曲しか聞いたことがなかったので新鮮でした。


・絵。7点。
CGは91枚(キャラクターが描かれているもののみカウント)、SDは11枚。十分な量があるといってよいかと思います。
ヒロインは非常に可愛らしく描かれております。画集として、十分な価値があるといっても良いでしょう。しかし、一部のCGでは構図による得手不得手を感じるところがあり、また相当無理な姿勢をしているように見えるCGがあるのはちと残念ですかね。ごく一部なので気にしなければいい、っていうレベルではあるのですが。

立ち絵は服装が4種類以上用意されているものの、水着とバスタオルは登場シーンが少なかったこともあって、いつも制服か同じ私服ばかり見ることになってしまったのは残念。私服の種類をもうちょっと増やしたほうが良かったのではないだろうか・・・。あと、姿勢が二種類しかないのが刺激の少なさを増長させてしまっているような。


・システム。6点。
config等の足回りは総じて優秀。不便を感じることはありませんでした。
対して演出面はあまり力を入れていない様子。もうちょっと立ち絵が動いてもいいではないかなと思ったりします。


・声優。9点。
全体を通じて問題なし。全体的に破壊力高めですが、特にデレ期に入ったときの明日香と真乎の声は脳を溶かします。
声というのはゲームを構成する要素の中でも重要なものの一つですが、この作品においては猶々大きな魅力となっている気がしますね。


・共通シナリオ(御湯利現界前まで) 2点。
体験版の感想で概ね書いているので細かくは記載しませんが、とにかく内容は薄いです。萌え特化のゲームだからシリアスとか起伏なんてものは期待しておりませんでしたが、肝心の萌えの部分まで薄いっていうのはいただけない。いずきなんて完全に空気だったしねぇ。


・個別シナリオ。6点。
萌え重視のゲームとして、ヒロインたちの可愛らしい部分を存分に描いてくれたのは大変良いです。共通ルートではアホだった主人公もいつの間にか「ちょっとお調子者だが、相手のことを考えて行動できる良主人公」になり、ストレスなく読み進めることが出来ます。とにかく細かいことは考えずに、ヒロインたちの魅力をお楽しみください!という潔い姿勢は好印象。そして揃って破壊力が高いのだから大したものです。
しかし、
・アンチアーク能力の設定はほぼ活かされず、根本の解決は御湯利の自動回復を待つだけ
・登場人物たちが学校に通っているという設定は「制服の存在」以上の意味を持たず
・いずきの人外設定はいつの間に起きたのかすらわからない「奇跡」で解決
・不老不死の真乎が寿命による別れを嫌っていたにも拘らず寿命問題を一切解決せずに終わる
・御湯利ルートでは種族の差が問題にすらなってない
・サブキャラクターの存在意義がまるで無い
など設定が活かされていなかったり、ぶん投げられていたりと、そういう点が極めて多かったのは残念ですかね。
また、「ヘプタグラム(正七芒星)とは自然界に存在しない図形であり、不可能を可能にするという意味がある」というタイトルに冠する説明もあったのに、そういう場面が一切見られないのはなんだかなぁと。一番頑張ったのって真乎による修行だったのでは・・・。
シナリオ重視の作品でなければ多少の不整合は目を瞑れますが、この作品は物語の根幹に関連するところで疑問を感じてしまう部分が多く、プロットが雑であることがはっきりわかってしまうのは大きなマイナス。


・総評。

凡作。ですかね。
この作品ならではという要素が薄く、巷に溢れる萌え系作品と比較してこの作品を推すのは難しいです。

とりあえず萌えが三度の飯より好きな人、萌木原氏の絵を見ると興奮する人、lumpの作品をこよなく愛する人、そして獣耳幼女を愛でることに人生を賭けている変態さんならば、きっと楽しめることでしょう。
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