倉野くんちのふたご事情 体験版感想。2012-11-24 Sat 02:51
公式HP。
http://www.cuffs-cube.jp/products/3rd-project/ 今月末に発売予定の「倉野くんちのふたご事情」の体験版をプレイしたので感想でも。ちなみにCUBEは「夏ノ雨」「your diary」共にプレイ済みです。 ・絵。 ![]() ![]() 前作「your diary」と比べると少しだけ色のメリハリがついた気がします。それでもまだ他のソフトハウスさんと比べると淡い色合いですが。個人的にはカントク氏がいないのは残念なポイントだったりしますが、兼清みわ氏の絵も好きです。単一絵師のために統一感があるのはいいところ。 ・システム。 configは必要なものは揃っており、使い勝手も悪くありません。Skipの速度はほどほどといったところ。 今作の一風変わったシステムとして、絶頂カウンターなんてものがあります。どうやら、そうなるタイミングを事前に知らせてくれるシステムみたいです。抜きゲーとして作られているっぽいのがこのあたりから感じ取れますね。その他、中か外かの選択肢固定など、やはりシーンに特化した設定がされている様子。 あと、変わったものとして「イベントCGのカメラワーク」の有効無効を選べるみたいですが、これを無効にすることってあるのかしら・・・。 ・シナリオ。 好感度MAXどころではない、好感度フルスロットル状態からスタートします。飢えた肉食動物が如く、躊躇いなく主人公へヒロイン総員で突撃していくその勇姿は圧巻です。いやはや「最近の萌えゲーは最初から人間関係が完成しすぎていて面白くない」なんて頻繁に書いている私ですが、ここまではっきりと切り捨てられると清々しいです。案の定、展開がワンパターンである・・・以上にヒロインたちの行動が単調すぎて辛いです。いやまあ、可愛いんだけどね?体験版の時点で飽きてくるとか結構致命的なんじゃなかろうかと思う次第。 全く異なる作品ですが、「沙耶の唄」にて沙耶に惹かれていく主人公の心理みたいなものをヒロインたちから感じます。 とまあ、ただひたすらに萌え特化の作品であり、その上エロスを存分に充実させているっぽい(?)ので、需要はかなりありそうな作品です。私が知らないだけかもしれませんが、萌えとエロを半々程度に織り交ぜている作品は2008年発売の「プリマ☆ステラ」くらいしか思い浮かばず、コンセプトとしてはいいところを突いている作品といえるのではないでしょうか。 とまあ、コンセプトは悪くないのですが・・・。 ![]() 開始早々、主人公たちの両親が離婚するとか騒ぎ始めます。シリアスになりそうなネタは駄目とは言いませんが、未就労の子ども6人抱えながら離婚とか笑って済ませられる範疇を逸脱していますし、そのまま仕事を投げ捨てて旅に出る両親や、責任者不在のまま飲食店を開き始める主人公たちなど、設定と展開については疑問まみれと言わざるを得ません。このあたりをどれだけ笑って見ぬふりできるかが勝負どころです。 |
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