煩悩と惰性。

適当に日々思ったこと綴るところです。

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ひとつ飛ばし恋愛 感想&批評。

公式HP。
http://asa-pro.com/hitotsutobashi/

4月26日に発売された「ひとつ飛ばし恋愛」をプレイしたので感想でも。
なお、ASa projectの作品はプレイするのが初となるため、過去作品との比較は出来ません。ご了承ください。

※以下、ネタバレを含みます。

・音楽。7点。
BGM24曲、Vocal曲が3曲。
Vocal曲はどれもいい曲だったと思います。「繋ぐ想い」が個人的には好みです。
BGMについても作品の調子に合わせてノリの軽い楽曲が多く概ねよかったかと。シーン中の音楽である「君がすき。」だけは場面に微妙に合ってないような印象も受けましたけどね。


・絵。7点。
CGは73枚、SD10は枚。
CGの量は昨今の作品と比べるとかなり少ないといわざるを得ません。シナリオも相応に短いためプレイ中に不足を感じることはありませんが、しかしCGだけで90枚以上の作品が多い中、73枚しかないというのは、しかもセピア色の回想CGを抜くと67枚担ってしまうのは寂しい。フルプライスよりもお高いのだからもうちょっとがんばってもらいたいところ。
一方、立ち絵については私服を複数種類用意したのは好感触です。表情についても不満を感じるところはありませんでした。みんなかわいい。


・システム。5点。
Configは特段不足無し。気になったのはBGMの初期音量が音声と比べてやや大きいかな、といった程度でしょうか。
skipはやや低速かつ、Ctrlを押しているときの挙動がイマイチよろしくありません。改善してもらいたいところ。
ウインドウは最近では平準になりつつあるHD(1280×720)で、特に問題なし。


・演出。4点。
立ち絵が動くようなスクリプトは組まれておりません。現状、立ち絵をたくさん動かすのは一部ソフトハウスだけにとどまっていますが、この作品は勢いで押し切るタイプであり、親和性が高いように感じられるので、次回も似たような作品を出すなら検討してもらいたいところです。


・声優。10点。
全体的に声優さんを酷使しすぎだと思います。悲鳴、奇声なんでもござれでした。いいぞ、もっとやれ!


・共通ルート。5点。
体験版の部分と同様、メタネタ・パロネタ・ギャグだけで勢いで押し切るタイプのシナリオです。それ以上でもそれ以下でもなく。はっきり申してしまうと、「4人分の個別ルートを終えた後だとどんな話だったか全く思い出せない」程度のお話でした。しかし、プレイ中に何度も童さてもらったは確かですし、とにかく今すぐに笑いの成分を摂取したい方には大変お薦めできるシナリオです。特にメタなネタ(ヒロインとサブヒロインの差だの、エロゲヒロインのカラフルな髪の色など)は暗黙の了解みたいになっている部分を踏み荒らしていく感じで大変に爽快でした。
ただし、このようなタイプのシナリオの宿命とも言いましょうか、徐々に勢いがなくなっていくのはご愛嬌です。笑わせるという一手に特化した顔芸系ヒロインたるりさの出番が後半極端に少なくなることもあって、より顕著に失速を感じてしまいました。残念。


・碧里ルート。2点。
複数ライター制の弊害として、主人公のキャラクターが変貌してしまうというのはよく挙げられるものですが、このルートでは登場人物の性格が軒並み変化します。絵と声は当然同じですから違和感が凄まじいです。これが平行世界へとばされた人の哀愁なのでしょうか。流石にもうちょっと丁寧に作ってくださいと言わざるをえません。
物語の軸となる事象についても、紅の恋心、碧里弟、水泳など分散しており、全くまとめ切れていませんし残念。紅の秘密のキスなんてどうとでも話が広げられたでしょうに。もったいない。
メタネタなどについても鳴りを潜めてしまいました。時々思い出したかのよう二「バックログを見てください!」とか入ってくる程度で、正直浮いているなぁと。


・夏芽ルート。5点。
夏芽が可愛かった。以上。
姉の部屋でチョメチョメしてしまって、姉本人に事後処理の場面を発見されるという大惨事で爆笑させられましたが、その他はオーソドックスな恋愛ものでした。夏芽の心理の変化を描いたのは良かったと思います。
このルートに限らない話になるのですが、この作品では場面の切り替わりで「数日後~」となるのが頻発します。幾らでも甘く出来たであろうに、その一言で全て省略していってしまったのは惜しいなと思いました。勿論、毎日毎日朝食食べて通学して昼休みがあって放課後が・・・なんて描写してしまうと睡眠ゲーと揶揄されるようになってしまうんですけどね。それにしてももう少し肉厚にしてもよかった気がします。


・りさルート。6点。
まずは彼女のようなキャラクターを作り上げたことに賞賛を送りたい。頭のおかしい娘というキャラクターを最後まで保持しつつ、そこに人間臭さを織り交ぜて、なんとかヒロインという枠に抑えたのは偉業です。もちろん、手法に強引なところや違和感があるところが無いわけではないのですが・・・清純潔白の聖人のような量産型ヒロインでは絶対に感じ取れない魅力の前には多少のマイナスは霞もうというものです。彼女のルートに関しては、数日後~と話をとばしていくのがテンポの良さにつながり、上手く見せることができたように感じました。
ただし、今更言及することでもないかと思いますが、りさのキャラクターが濃すぎて拒絶反応を起こす人は多そうです。また、共通ルートと同様に徐々に勢いが失われていってしまうあたりは評価を押し下げてしまうかな、と。

とりあえず、阿知華を攻略するルートはよ。彼女はあの風貌になる前という強力な武器があるからメインヒロインを余裕でこなせるだけのポテンシャルがあります。だから、阿知華ルートはよ。


・桜ルート。7点。
今作のダークホース。個別に入ると毒舌連打で笑わせてくれます。りさがエロゲとしてのメタなネタで引っ張るのに対して、桜や千乃は友情を金銭に換算しはじめるなどの一般的な人の黒要素で圧倒します。あとは、のろけ話を延々するなど、ひたすらウザいのもいいですね。現実にいたら絶対に友達になりたくねぇです。
「ひとつ飛ばし恋愛」という作品のコンセプトをしっかりシナリオに取り込んだのもこのルートだけではないでしょうか。千乃の立ち位置の変化などなど。


・総評。

極めて癖が強いので、一概に評価しにくいところはありますが、とりあえず笑いを求めている人に薦めたい作品です。
上では良い点悪い点色々書きましたが、それ以上に「他に類似する作品のない独特のエンターテイメント」を提供してくれるという時点で一目置く価値はあるかと。いやはや、プレイしていて実に楽しかったです。
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