煩悩と惰性。

適当に日々思ったこと綴るところです。

お嬢様はご機嫌ナナメ 続・体験版感想。

本編の体験版の感想は下記の記事に書いているので、ご参考下さい。
http://nachtzeit.blog96.fc2.com/blog-entry-1662.html


今回は「お嬢様はご機嫌ナナメ」の経済関連について記述します。七波さんクンカクンカとか書かないですともよ。

まず、最も誤った知識が展開されている国債関連の部分については、その後の物語に大きな影響を与える話でもなさそうですしスルーで。
ああいうものは可能な限り正確な知識で書いていただきたいものですが、金融商品の構造や状況を把握するには相応の勉強量が必要となりますし、そういうワードで世界観を表してくれればそれでいいや、と思うのです。別にこの作品は教材や辞書となるべきモノではないわけですしね。


さて、話題は七枷財閥の組織構造についてです。
この財閥の情報を簡単に纏めてみましょう。

・財閥全体で100兆円の国債を保有。
・本家一つ、分家が六つ存在している。
・本家の女性は分家に嫁ぐことが多い。
・分家は各々、担当する業界を持っている。
・本家は銀行を保有。ただし、財閥系列会社はこの本家銀行から出資を受ける義務はない。
・資金調達が自由にできることから、本家の影響力は低下気味。
・分家は循環出資構造。保有株式は10%。


まずは国債の保有高。100兆円ですよ。100兆円というはどういう数値かといいますと、日本の銀行業界が保有している国債残高に比較的近い値です。(ただしゆうちょ銀行除く。あそこは単体で100兆円分の国債を持ってます) 三メガバンクの合計に匹敵するほどの規模・・・なるほど、七枷財閥は国内最大規模というのは説得力があると言えそうです。
続いて、分家ごとに出資し合っているという構造について。普通は小さな企業でもない限り、例えば大規模メーカーは部品ごとに下請け企業を持っていますし、不動産関連だってホテル運体、建設業、賃貸業などなど多岐に渡って系列企業を持ってます。では、「保有株式は10%」とはどこの株式を指し示すのでしょうか。普通は企業体を束ねる持株会社が存在し、血縁等の繋がりならばそこの株式を保有します。おそらくこの作品内の各分家もこのホールディングス制度だと思うのですが・・・正直言って、一つの財閥に6つ(本家にもあるとすると7つ?)も持株会社を持つなど無駄の極みです。天下り用法人ですよねわかりますとも。おそらく設定上、分家ごとに円環構造で優劣を付けたかったのでしょうけれど、主人公の決闘設定より、こちらを分家間のしきたりにするべきだったんじゃないかと思ったり。株式、と聞くと経済的な香りがしますが、現実に照らし合わせると不恰好かなぁと思わずにはいられません。
そして保有株式が10%という設定について。では残りの90%は誰が株主なのでしょうか?本家が1/3以上の株式を持っていた場合、単独で拒否権発動が可能となるため、本家の影響力低下にはならないんですよね。ということは本家の保有高は10%ほどで、残りは外部が株主なんですかね?外部株主が7割8割の持株会社とかヘッジファンドの格好の的なんですが・・・七枷財閥はよくもまあ、無事に生き残っているものだなぁと。普通は非上場なり何なりの対応をとる気が。
ちなみに、「循環出資構造」って名称は韓国の財閥で使われている名称らしいですよ?サムスン財閥とか。国の規模と比較して、異常なほどに大きい大財閥の設定など、なるほどなるほどと感じたり。つまり、鶴美さんの思考回路の大元って60年経っても賠償しろと騒ぐあの(この文章は友愛されました
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