煩悩と惰性。

適当に日々思ったこと綴るところです。

イノセントガール 感想&批評。

公式サイト。
http://frontwing.jp/product/icg/index.html


FrontWingの新作、「イノセントガール」をプレイしましたので感想でも。

このイノセントガールの体験版をプレイ後、ピュアガールの体験版をプレイしていたのですが、それを除けば魔界天使ジブリール2以来、久しぶりのFrontWingさんの作品のプレイとなりました。

伏線で相互干渉することはありませんので推奨攻略順は特にありませんが、結末が大団円っぽいかがりルートか、EDが特殊な雛子ルートを最後に持ってくるのがいいかもしれません。


※以下、ネタバレを含みます。


・音楽。8点。

BGM20曲、Vocal曲は3曲。
BGM曲数がやや少なめでしょうか。それでも聞き飽きるということはないので、十分以上ではあります。なお、BGMの中でお気に入りは「リトルマーメイド」。
Vocal曲についてはどれも良いですね。ED曲担当はayumi.ちんなのに触手っぽい曲じゃない!というのは昨年10月ののPCMで既に通った道です。今後は萌えゲーでも歌ってくれると嬉しいですね。


・絵。9点。

CG85枚(メインヒロインが19枚ずつ、その他が9枚)、SDが17枚。SD絵は登録枠数が17枚というだけで、構図別にするともっと多いです。なお、HCGはうち48枚。
CG枚数は3桁に届いておりませんが、SDがその分を補っている印象です。プレイしていて不足を感じることはありませんでした。

立ち絵については裸を除くと、服装はかがり・鼎が4種類、雛子・このかが3種類(?)ですかね。主には制服、私服、水着でした。姿勢については一人当たりおそらく2種類です。姿勢はやや少なめですが、表情の豊かさと演出の力の入れ方により気になりませんでした。要望としては、お風呂などでは髪飾りを外してほしかったというくらいですかねぇ。

HCGについては全体的にアップのものが多く迫力があります。おっぱいの平均サイズも大きいですしね。反面、空間を感じられる余地はありませんので、好みが分かれそうです。
日常CGについてはキャラクターの可愛さと、光や水の演出による美しさが両立しており、素晴らしい出来です。SD絵についても可愛らしさ満点で文句のつけようがないですね。

昨今の萌えゲーでもエロに注力する流れを無視して私的な意見を述べますと、エロよりも日常CGを増やしてくれたほうが嬉しいかなと思うところです。絵が可愛いんですよ。本当に。


・システム。7点。

Config設定項目は極めて豊富。豊富すぎて私は使いこなすことが出来ませんでした。テクスチャ解像度とか触る人いるんですかね?逆にショートカットキーを使わずにフルスクリーン⇔ウインドウの変更が出来ない様子(?)なのが気になるところ。いやまあ、ショートカットキー使えばいいじゃないというだけの話なんですけれど。

skip速度については早くなく遅くなく。バックログからのジャンプ機能がないのはちょっと残念ですかね。その他UIについては問題ないと思います。


・演出。8点。

スクリプトが組まれており立ち絵は動きますが、動く頻度はかなり控えめ。台詞後半で表情が変わっていそうなテキストについては表情を変えてくれると良かったかも。
その他カットインはとても豊富で楽しめました。特に賑やかだった共通ルートにおいて存分に威力を発揮しております。


・声優。10点。

演技については一切の文句なし。叫び声なども余裕でこなす実力ある方ばかりだったと思います。キャスティングについても違和感などは全く感じず。
4人中3人がピュアガールと一緒という被りまくりの構成については、ピュアガールをプレイ済みのユーザーに意見を聞いてみたいところですね。


・共通ルート。9点。

初日の導入(体験版部分)に続いて、各ヒロインごとに焦点が当てられたストーリーや全員揃って海で遊んだりして展開していく構成です。ヒロインごとのエピソードがあるということで結構長く感じました。

とにかくハイテンションで下ネタを次々に放り込んでいく展開は爽快でした。重いと言われて崩れ落ちる鼎とか、夜這いしすぎて怒られる妹とか楽しすぎる。単語レベルで見ても生麦生米生妹とか竿ニーとかいちいちセンスが素晴らしいです。少なくともここ数年でここまで笑わされた共通ルートは無かったと思います。ヒロインたちはマジ喘ぎすぎである。
キャラクターの人物的な背景についてもしっかり描かれており、シナリオの役割もしっかり果たしております。学校の授業の描写が少なすぎたのがちょっと残念ですかね。些細なことですが。

普段は「ヒロインからの初期好感度がMAXだと人間関係の変化が無さ過ぎて云々」とか書いたりする私ですが、これだけ良質なドタバタコメディを見せられると好感度が高くても全く問題ないですね。


・かがりルート。10点。

主人公が持っているモノ、かがりが持っているモノ、それぞれの相乗効果が美しいお話でした。かがりの本質を見抜く感性が良いスパイスでしたし、かがりん語と主人公のポエムが独特のノリを与えてくれており、読み応えのあるストーリーだったと思います。最後に主人公がかがりを救う側に回るという展開も良かったですね。
あと、かがりん可愛い。可愛いは正義。


・雛子ルート。7点。

共通ルートのひたすら既成事実を求める姿勢はどこへやら、自分のルートになると漂白されて乙女になる雛子さんになるはちょっと残念でした。ギャグ的に何度も出していた婚姻届がここ一番のアイテムになるなど差異が目立ちましたし、シナリオ間のすり合わせが不足している印象を受けましたね。

ルートそのものについては乙女な雛子を存分に楽しめる上、兄妹の二人で世界に羽ばたいていくまでの過程が描かれており、これまた美しいシナリオでした。ただまあ、他ヒロインの登場回数が激減するため賑やかさがなくなってしまうのはご愛嬌ですかね。かがりルートと比較すると他メーカーの萌えゲーに近い、二人の甘い生活とちょっといい話をお楽しみくださいという感じです。
なお、パンツでおしっこしゃぶしゃぶは大変笑いました。主人公に飲尿プレイを強要してくるヒロイン怖いw


・このかルート。2点。

他のルートは共通ルート後から接続されているのですが、ここだけ何故か時系列が無茶苦茶ですし、ヒロインや主人公の性格も一変しており、まるで平行世界に迷い込んだかのようです。複数ライター制なのは一向に構わないのですが、しっかりすり合わせをしてもらいたいところ。

ギャグ無し、ポエム要素無し、美しさは感じられずグダグダな展開、なんでこれで世に出して良いと思ったのかわからない酷さでした。うーん。
このかのぽわぽわしたところは好きでしたので、とっても惜しいです。


・鼎ルート。8点。

ギャグで突っ走るルートでした。みんなに糾弾され黒歴史を暴かれる鼎姉さんマジ可愛い。エロいことを憶えた子どもがそのまま大人になったら鼎さん、確かに。「困った生き物」「どうしようもない」「ムッツリエロス収集家」「駄乙女」とか言いたい放題言われすぎクッソワロタww
話は最もこじんまりとしたところに落ち着きますが、ムッツリ乙女が恋を知り愛を知っていく過程が描かれており、ほっこりとするシナリオでした。面白かったです。


・総評。

傑作。

萌えとギャグをベースとし終盤に良いお話を入れてくる典型的な萌えゲーですが、パーツの一つ一つが高品質で満足感の高い作品に仕上がっております。細かい条件の指定があれば別ですが、とにかく「オススメの萌えゲーは?」と問われたら私はイノセントガールを薦めるでしょう。そのくらいには良い作品でした。

特に主人公が詩を書くという設定が、作品に美しい表現を違和感なく取り込める要因として働いており、この作品の長所として輝いております。この長所を保ちつつシリーズの次作に繋げてもらえると嬉しいですね。・・・ピュアガールも買ってこようかな。
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この記事のコメント

この作品に高い評価を出した理由としては「初期好感度が高く恋愛を描く余地がないと思っていたところを、エロとギャグで正面突破するという解決法を見せ付けてくれたこと」が個人的には大きいです。そこに非常にノリの良い上質なテキストと、ポエムからくる美しい表現を同居させているのが個人的に大きな評価ポイントでした。
総評に書かせていただきましたが、「萌え・ギャグ・イイ話」を網羅しており、ケチをつけにくかったところがベタボメに繋がったのかもしれません。
とはいえ、ヒロインは最序盤からエロいことをしますし、いわゆる清純無垢なヒロインを並べる正統派萌えゲーからはやや外れていますから、体験版にて雰囲気をつかむとよいかと思います。

また、3月末・4月末は大激戦区になりますから、余力を残しておくのも良い選択だと思いますよ。
2014-03-05 Wed 22:22 | URL | Purpurrot #-[ 内容変更]
なんか・・・めずらしくベタホメですね
今月の決戦に向けて貯めといたけど出しちゃおうかな・・・
2014-03-03 Mon 23:46 | URL | #-[ 内容変更]
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